British Hills Christmas Campが行われました。 2025年12月27日
12月21日から2泊3日で中学2年生の希望者を対象に、福島県にある「ブリティッシュヒルズ」にてBritish Hills Christmas Campを実施しました。一歩足を踏み入れれば、そこは中世英国の街並みが広がる「パスポートのいらない英国」です。生徒たちは日本にいながらにして、生きた英語と英国文化を体験する貴重な時間を過ごしました。
研修先へ向かって標高が上がると、バスの車窓には先日降り積もった雪景色が広がりました。真っ白に染まった山々が見えるたびに、生徒たちからは大きな歓声が上がり、車内はこれから始まる非日常的な体験への期待と興奮に包まれました。
現地では滞在中、多少の雨や雪が降る場面もありましたが、幸いにも厳しい寒さに凍えるほどではなく、むしろ活動しやすい穏やかな天候に恵まれました。しっとりと霧に包まれた重厚なマナーハウスや、うっすらと雪化粧をした石造りの建物は、まるで映画のワンシーンのような幻想的な美しさで、生徒たちの知的好奇心を大いに刺激してくれました。
到着直後の「チェックイン」から、研修中の全てのやり取りは英語で行われます。最初は緊張していた生徒たちも、フレンドリーな外国人講師の方々に導いていただき、次第に積極的に英語でコミュニケーションを図るようになっていきました。
今回の研修では、教室での座学だけでなく、身体や頭をフルに使う多種多様な体験型レッスンにも挑戦しました。一部をご紹介します。
• Dance(ダンス):英国の伝統的なソーシャルダンスを学び、リズムに合わせて体を動かしながら英語の指示を実践しました。
• Table Manners in English(テーブルマナー):フルコースの食事を通して、英国式の正式な作法と食事中のコミュニケーションを学びました。
• Science Challenge(サイエンス・チャレンジ):グループで協力して実験に取り組み、科学的な課題を英語で解決するプロセスを体験しました。
• Card & Magic(カード&マジック):手品を英語で教わり、相手を惹きつける表現力やプレゼンテーションの基礎を楽しく習得しました。
レッスン以外の時間も、生徒たちは施設内の至る所でイギリスの文化を満喫しました。自由時間には、本格的なブリティッシュ・パブへ足を運びました。現地のパブのような重厚なカウンターで飲み物を注文し、友人たちとダーツに興じる姿は、まるで現地で暮らす若者のようでした。また、趣のあるティールームでは、焼きたてのスコーンにたっぷりのクリームを添え、本格的な英国式紅茶とともに優雅なティータイムを楽しみました。こうした何気ないひとときを通じて、生徒たちは本場のイギリスにいるかのような気分を存分に味わっていました。
今回の研修を通じて、生徒たちは「自分の英語が相手に伝わる喜び」を肌で感じることができたようです。失敗を恐れずにコミュニケーションを図ろうとする姿勢が、日を追うごとに多く見られるようになったことが印象的でした。
単なる語学学習の枠を超え、異文化を五感で楽しみ、自らの世界を広げられたこの経験は、生徒たちにとって一生の財産になるはずです。この3日間で得た自信と刺激が、これからの英語学習に対する更なる情熱へとつながることを心から願っています。









