教科別学びのポイント
学びの土台をつくり、未知の課題に挑める人に
世界はいま、将来が不透明で予測困難になっています。正解が決まっていないからこそ、自ら考える力が試され、かつ、新たな価値を創造するための挑戦が求められています。
本校では、学びの意義と楽しさを知ることを出発点に、すべての知の土台となる好奇心と基礎学力を育んでいきます。
さらに、新たな知識を得て、様々な人とかかわることによって、異なる視点や価値観を知り、自分が「あたりまえ」だと思っていたことに対し、問いをもつようになります。「枠」を飛び越える体験が未来をつくる創造力につながると考えています。
レベル別授業で、4技能をバランスよく身につける
本校では、中学校でレベル別授業を実施。10名のネイティブ教員による授業(EC)では、ネイティブ教員がテキストの選定からテストづくり、評価までを一貫して行っています。
普段から英語を「使い」ながら学べることが、本校の英語授業の最大の魅力です。
また、中学ではレシテーション(暗唱)、高校ではスピーチコンテストを年1回実施。発表の機会をもつことでレベルの高い英語表現を身につけます。
POINT
●中学ではレベル別授業(一般・中級・上級)
●10名のネイティブ教員による丁寧な指導
●中学生が苦手とするライティングを細かく添削
●発表の場で自信をつける(暗唱・スピーチコンテスト)
確かな「ことば」の力を育む
すべての教科の基本とされる国語の力。人間は「ことば」を通じて世界を認識し、「ことば」を通じて思考し、「ことば」を通じて他者との関係性を構築して生活をしています。
本校では国語の学習を「ことば」の学習ととらえ、「ことば」を通じて世界観を広げ、思考力や創造力を育んでいきます。グローバル化や多様な社会が叫ばれる現在、外国語や第二言語の学習、他者や異文化を理解することが求められています。日本語や日本の言語文化だけを学ぶのではなく、外国語や第二言語の学習、異文化理解の足がかりともなる総合的な「ことば」の学習を目指します。
POINT
●中1では教員が読んだ物語などを聞き取って文字にする「聞き取りトレーニング」を行っています。
●中学では百人一首かるた大会など、授業以外にも国語に関するイベントが行われています。
●中2からはオリジナルテキストを用いた古典学習も行っています。
●高校では入試演習によって、受験への確かな学力を身につけます。
基礎・基本を大切にして、数学的な思考力を高める
中学2年までに中学校の基本的な内容を終えて、中学3年から高校数学を扱います。
中学2年間で中学校の内容にじっくりと向きあい、何度も繰り返すことで、基本的な内容の確実な習得を目指します。各学年では「ゼミ」「講座」を設定し、知識が積み上がるように工夫しています。高校では中学で学んだ基礎・基本を土台に、問題の本質を見極め、適切に対応していく力を養っていきます。
POINT
●中高一貫用「体系数学」のテキスト、体系問題集数学【標準編】を使用。
●中1~中3は朝テストを週1回実施、基本的内容の定着のため補習を設定。
●高2で勉強合宿を実施。
●数学検定が校内で受験可能。
●統計グラフコンクールへの参加など、新たな試みも実施。
科学の視点で世界をみつめる
中学から実験・観察を中心とした授業を行い、結果や考察をレポートにまとめることで思考を整理し、理解を深めます。
基礎から応用・発展まで段階的に学び、6カ年を通して科学的な見方・考え方の習得を目指します。さらに高校では多数の講座や添削指導など、レベルに合わせた指導を行い、生徒一人ひとりの学力向上をサポートしていきます。6つの理科室をもつ充実した施設を活かし、疑問に思い探究する心を育てます。
POINT
●6つの理科室、豊富な実験器具で多様な実験を実施。
●レポート課題により、考察・理解を深める。
●高校では、大学受験を見据えた講座や添削指導の充実。
●基礎から応用まで、段階的な授業による学力向上。
●実験・考察をくり返していくことで、探究心を育てる。
社会に生きる当事者として、広く多角的に考える基礎を築く
社会科では、地理・歴史・公民分野の学びを基盤として現在を冷静に見定め、将来を見据え、社会を担う一員として賢くたくましく生きる力を育成したいと考えています。
社会科で取り上げる内容は、実際の社会につながることばかりです。「なぜだろう」という疑問や好奇心をもってまわりを見渡してみてください。自分と社会のつながりが見えてきます!
POINT
●統計資料、写真、絵画資料など多くの資料を読み込みます。
●長期休暇には、レポート課題があります。
●クラスメイトの発表を聞くことで、探究心を刺激します。
●高2では、模擬投票を体験します。知識を得るだけではなく、理解し、考えることが重要です。
美術
想像は創造の始まり想像力を鍛えて新しい世界を創造しよう
想像力は人間の行動の原点です。創造物は想像から生まれます。美術の世界ではあらゆる想像を創造に変えることが可能です。
人間の創造物にはそれが生まれた理由があります。使う人のために考えられた物や仕組みを「デザイン」、個人の強い想いから生まれたものは「アート」と呼びます。それらは、美しさや、楽しさ、時には悲しさ虚しさなどの様々な感情を喚起させます。美術の時間を通してソウゾウする力を高めましょう。
POINT
●美術室2教室、デザイン室、版画室、陶芸窯など施設と機材が充実。
●高校では油絵を経験できます。高校教養コースは美術を週4時間選択できます。
音楽
仲間とともに音楽の楽しさや美しさを体感し、素晴らしさを表現する
音楽は各国のリズムや音楽を通して世界の文化や歴史を学び、教養を深める学問です。
日本や外国の作品を通じて、幅広い歴史や文化の音楽に触れ、豊かな心や表現の輪を広げる活動を行います。また、中学では毎年1月に校内合唱コンクールが行われます。主体的・協働的に音楽を作り上げる中で1 つの目標に向かって努力をする喜びを体感することができます。仲間と1つのものを作り上げる楽しさを一緒に学びましょう。
POINT
●音楽室3室、練習室3室、グランドピアノ5台とアップライトピアノ4台があります。
●中学生の毎年1月に行われる校内合唱コンクールは音楽の授業の目玉!合唱委員を中心に主体的に練習に取り組みます。
●高校教養コースは音楽を週4時間選択できます。ウクレレの制作・演奏ができます!
保健体育科
運動は生きる力の源!カラダが変わればココロが変わる!
人生100年時代を生き抜く強い身体と豊かな心を育てることを目指しています。
各競技に取り組み、体の使い方やその理由を考えながら、体を使う感覚や体験を重ねていきます。中学3年生のメイポールダンスは、創立当時から踊り継がれてきたものであり、運動会の花形です。保健分野では、健康で豊かな人生を送れるよう身体のしくみや生き方について、応用・実践できる知識を身につけていきます。
POINT
●テニスコート6面分のグラウンド、3階建ての体育館があり、充実した施設で身体を動かすことができます。
●メイポールダンスは、運動会の一番の見どころです。
●合気道といった武道も体験できます。
●グループでの練習を通して、技術や知識を習得するだけでなく、自らの課題を見つけ、解決する力を身につけられます。
技術家庭科
生活は創造性とぬくもりにあふれている!
日常生活を豊かにデザインする術を学び、充実した生活を送ることができる大人を目指して、衣・食・住や消費生活と環境、家族や地域に貢献できる事柄について考え学びます。
中学生では、食事の支度や制服の修理など身の回りのことは自分で行い、家族の一員として役割を果たせるよう、身近な目標を設定して学んでいきます。また、災害への対策やICT技術の基礎の学びから未来を思い描きます。
POINT
●自立した生活をおくれるようになるカリキュラム設定。
●6年間で調理実習が12回。
●自分で創り出す喜びを知る。
●家族や地域の一員として考え行動する力を養う。
情報科
これからの超スマート社会は私たちが創る!!
10代ならではのエナジーとイマジネーションで様々な課題に向き合いICT技術を駆使して、自分ならではの解決方法を表現していこう!!
POINT
●「クエストカップ全国大会」では、グランプリ2回、企業賞7回受賞。
●プログラミングでは、MIXIとコラボしてプログラミング的思考を育てます。
●共通テストへ向けての勉強もしつつ、それを活かした活動まで意識していきます!!
書道科
文字を整え、心を整える
日本人として身につける「美」の基本
デジタル社会、国際化社会だからこそ身につけたい日本の伝統文化。
専用の書道室で基礎から丁寧に学びます。中学では全員が「書写」を、高校では選択授業として「書道」を学ぶことができます。
POINT
●文字を正しく整えて、読みやすく書く。
●文字を速く、整えて書く。
●書の表現と鑑賞の能力の向上。
●古典作品を通したさまざまな書体・書風の学習。