全日本高校模擬国連大会の本選に出場しました 2025年12月19日
本校グローバル研究部の生徒が、全日本高校模擬国連大会の本選に出場しました。
大会は本校からほど近い国連大学で行われ、実践女子からは予選を勝ち抜いた2チームが参加しました。生徒たちは事前のリサーチに力を入れ、本気で臨んだため大変緊張したそうです。賞の受賞はなりませんでしたが、学びの多い2日間となりました。
指導教員キンブル・ロバート教諭からメッセージが届きました
本校の生徒たちは、事前の準備や、予想した以上の多くの挑戦に立ち向かいました。結果として表彰には至りませんでしたが、会議を通して常に高い存在感を保ち、議論の流れや状況の変化に応じて主体的に関与し続けました。その姿は、決められた台本に沿ったものではなく、状況に応じて考え、行動する力に支えられたものでした。
特に印象的だったのは、困難に直面した際の対応力です。初日が必ずしも思い通りに進まなかった中で、生徒たちは消極的になることなく、一度立ち止まり自らの取り組みを振り返り、二日目には戦略や姿勢を柔軟に調整して臨みました。このように、振り返りを行い、状況に応じて考え方や行動を変える力は、模擬国連を通して育まれる重要な資質であり、単なる結果だけでは測れない価値ある学びです。
模擬国連は、単なる大会ではなく、複雑な国際課題に向き合い、対話や協力、そして責任に価値を見出し、自らの判断で行動する力を養う教育活動です。本校の生徒たちは、十分な調査に基づいて発言し、他者の意見に耳を傾け、意見の違いを成熟した態度で受け止めながら議論に参加しました。その姿から、模擬国連における「成功」は勝敗だけで決まるものではなく、困難な状況の中でどのような選択をし、どのように行動したかにこそ表れるものであることが示されました。
今回の大会を通じて、生徒たちは本校の代表として誠実に取り組み、粘り強さ、柔軟性、そして主体的に考え行動する姿勢を示してくれました。これらの力は、模擬国連の場にとどまらず、今後の学びや人生においても大きな意味を持つものです。私たちは、生徒たちのこの成長を静かな誇りとともに受け止めています。









