中2「思春期の心とからだ」講演会を行いました。 2025年11月15日
講演は、生徒全員に配られた一粒の大豆に触れることから始まりました。この大豆は、人間が生まれる前の「妊娠初期の胎児の大きさ」とほぼ同じであるという説明があり、そこから今の自分に成長するまで、心臓は一度も休まず動き続けているという、生命の奇跡について語られました。東先生の「皆さんはすでに生きぬく力を持っていることに自信を持ちましょう」という温かいメッセージは、生徒たちの心に深く響きました。
その後、思春期特有の心身の急激な変化について、具体的なアドバイスをいただきました。月経中の不安や辛さについては、養護教諭や家族など信頼できる人に相談するようにお話がありました。また、思春期に起こり得る「親にイライラする」といった心の変化は、思春期のホルモンが影響しているためということもお話いただきました。保護者が更年期を迎えている場合には、ホルモンの影響によって心や体の状態が変化する時期が重なることもあります。どちらも「ホルモン」という自分ではコントロールしにくい体の仕組みが原因で生じることです。 だからこそ、「お互い様」であることを理解して認め合い、「お互いに思いやりを持ちましょう」と説明されました。
最後には、身体の変化のスピードやタイミングは人それぞれ異なっていて一人ひとり違うので、人と比べなくて良いというお話もありました。
思春期は誰もが悩みや葛藤を抱えやすい時期です。東先生の温かいお話は、生徒たちに自分を大切にすること、そしてすでに持っている「生きぬく力」への自信を育むきっかけを与えてくれました。今回の学びを礎に、生徒たちが自分自身を大切にし、さらに周囲の人々にも思いやりを持って接することができる、心豊かな女性へと成長してくれることを心から願っております。









