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夏の海外研修報告②~モートンベイ海外研修~ 2025年09月12日

 本校では夏休みに中学3年生のブリスベン海外研修(11日間)、高校1,2年生対象のモートンベイ研修(約2週間)やニュージーランド研修(16日間)、高校2年生対象のアデレード海外研修(約10週間)などさまざまな海外研修を実施しています。本校の今年度の海外研修をそれぞれのコース毎に紹介したいと思います。

モートンベイ海外研修報告

 高校1年生・2年生を対象とした豪州モートンベイ研修を8月3日(日)~8月16日(土)の14日間で実施しました。その様子を同行の教員によるレポートとして紹介します。

 初日は成田空港に夕方集合し、夜の便で出発しました。海外に行く期待感や不安感が言動になって表れていました。この日は機内泊で明朝からの活動に備えました。
 2日目、ブリスベン空港に到着後、バスでBurnside State High Schoolに向かいました。オリエンテーションでは、学校の説明やお世話になる先生方の紹介をして、バディの生徒との対面をしました。その後、昼食の時間にWelcome Partyを行っていただき、生徒達も緊張が少し和らいだようでした。学校の行程が終わるころには、バディの子と早くも打ち解けて、積極的にコミュニケーションを取っていました。学校終了後、ホストファミリーと対面をして、いよいよステイ先に向かいました。

 3日目は、オーストラリアの海洋生物についてのレクチャーを受けました。starfishやcucumberなどを実際に見たり触らせてもらったりして興味津々な様子でした。また、オーストラリアのサメの頭蓋骨の大きさにびっくりでした。
 4日目は朝からバスで30分ほどのAlexandra Headland へ遠足に行き、3日目に学習した内容も踏まえてこのビーチでの植生や海洋生物の実地調査を行いました。岩陰に隠れていたcucumberを見つけたり、カニの巣の見つけ方を教えて頂いたりしました。

 5日目。朝から曇りで肌寒い日でした。プログラム参加者向けの英語の授業や現地の授業をバディと一緒に受けました。日本語や物理、数学、体育など、バディの時間割の授業をそれぞれ受けます。現地の授業を直接受けることで、より日本との違いを体感できたようです。また、バディとだいぶ打ち解けてきて、休み時間には卓球を楽しむ様子も見られました。

 6日目も朝から雨が降ったり止んだりの肌寒い日でした。この日は午前中、University of the Sunshine Coast 行きました。キャンパスツアーに行き、International Student のお話を聞きました。広大な敷地やゆったりとしたオーストラリアの大学の雰囲気を感じたり、北海道や京都から来た日本人の学生と話したりして、海外大学進学に興味を持った子もいるようでした。午後からはバディと合流して一緒に授業を受けました。
 
 週末はホストファミリーと過ごす週末です。天気が心配ですが、思い出に残る週末にして欲しいと思います。

 9日目、8月11日(月)は研修を始めて丁度1週間経ちましたが、全員元気に登校してきました。週末は海や動物園、マーケット等、それぞれホストファミリーとオーストラリアならではの様々な思い出を作ったようです。この日は12th gradeの日本語の授業に参加し、ジェスチャーゲームやダンス等を楽しみました。また、9th grade の授業やバレーボールの授業を受けました。お邪魔している学校の生徒達はとても気さくでで、日本に興味を持ってくれており、本校の生徒達は安心して過ごせています。
 10日目は海洋生物やグレートバリアリーフについて学びました。この研修で英語を教えてくださっている現地の英語教員のMs.Exelby 曰く、目に見えて英語を聞く力が向上していると褒めて頂きました。午後は隣の小学校に行き、日本語や日本の遊びを通じて現地の小学生と交流しました。人懐こく元気な小学生との触れ合いをとても楽しんでいました。

 11日目。校外学習の一日でした。Mooloolaba に行き、午前中は水族館に行きました。ここでは、ガイドさんの説明を聞きながら、保護したウミガメやアザラシのショーを見たり、水槽のトンネルの中を通ったり、とても興味深く見学していました。午後からは楽しみにしていたホエールウォッチングに行きました。外海に出てからボートの揺れが激しく大騒ぎでしたが、幸運にも2頭の鯨を見ることができ、みんな大興奮でした。前もって酔い止めを飲んでいたので、船酔いする生徒は1人も出ず、本研修最後の活動をとても楽しんでいました。
 12日目はバレーボールの授業に参加しました。雰囲気に圧倒されながらも必死に付いていっている様子が印象的でした。英語の授業では昨日のホエールウォッチングの振り返りとリサーチを行い、ライティングの課題を行いました。難易度も大分上がってきていますが、自信も付いてきたように思います。

 13日目、このオーストラリア研修の最終登校日を迎えました。集大成として、英語の授業ではプレゼンテーションを行いました。自分の言葉でこの経験を書き綴り、発表しました。
 また、昼はフェアウェルパーティーが行われ、バディから心のこもったプレゼントや手紙を受け取る場面もありました。別れの時には笑顔と涙が入り混じり、互いの絆の深さを感じるひとときとなりました。夜は明日の出発に向けてパッキングをしながら、ホストファミリーとの最後の時間を過ごしたかと思います。
 最終日の朝、ホストファミリーとの涙のお別れをして、全員無事帰国しました。親元を離れてオーストラリアで過ごしたこの14日間、生徒達は日々成長しました。
 生徒たちはこの2週間、言葉や文化の壁を乗り越えながら、自分の考えを伝える力や新しい環境に適応する力を大きく伸ばしたようです。バディやホストファミリーとの交流を通じて、感謝の気持ちや多様な価値観を学び、表情や行動にも頼もしさも見えるようになりました。

 今回の海外研修の熱が醒めないうちに、英語のスキルを上げる、この研修で興味を持った探究活動を継続する、文理選択、学部学科選択などの進路選択のきっかけにする、等、次の一歩を踏み出しくれることを期待しています。

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