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ケーキで学ぶCLILの4日間 夏期講座「It’s a Piece of Cake」を実施しました 2025年09月09日

 8月25日から28日にかけて、英語・数学・美術を融合したCLILのプログラム 「It’s a Piece of Cake」 を実施しました。
 CLILとは、Content and Language Integrated Learning(内容言語統合型学習)の略で、教科の学習内容(Content)と外国語(Language)の学習を統合した学習の総称です。
 本講座では、身近な「ケーキ」を題材にしながら、数学的な発想(分数・割合)、芸術的な色彩感覚(色相環)、そして英語での表現力を総合的に学びます。

Day 1:Fraction in English– 分数を英語で表そう!
初日は「分数」を英語で表す学習をしました。1/2=one half、3/4=three quarters といった表現を、実際にケーキを切り分けるイメージと重ねて学びました。「小学校の算数で習う表現を英語で言えない」というもどかしさと、そこから「じゃぁどのように表現するの」といった知的好奇心を刺激する良い機会となりました。

Day 2:Colors – 数学と美術をかけ合わせて
2日目は「色」をテーマに学習しました。赤・青・黄の三原色(primary colors)から始まり、混ぜ合わせてできる secondary colors(二次色)、さらに tertiary colors(三次色)へと学びを広げました。また、tint(明るくする)、shade(暗くする)など色の変化についても体験的に理解しました。実際に色を組み合わせながら学ぶことで、割合のような数学的な理論と美術的な感性を英語で表す活動へとつながりました。

Day 3:Paint Cakes! –ケーキと物語を描こう!
3日目は、いよいよ学んだ知識を使って自分だけのオリジナルケーキ作りに挑戦しました。初日に習った分数の表現を活かしながら、ホールケーキから「1/4を食べると残りはいくつ?」といった場面を絵で表しました。
使える絵の具はprimary colorsの「赤・黄・青・白・黒」だけ。学んだ色彩理論を使っていろいろな色を自分たちで作り、デザインを工夫しながら、「どんな味にしようかな?」「どんな場面に合うケーキだろう?」と考え、思い思いに描いたカラフルなケーキとストーリーが完成していきました。

Day 4:Final Presentations in English –みんなでプレゼンテーション
最終日は、Day3で描いたケーキを題材に、オリジナルの物語を作成し英語で発表するということに挑戦しました。まずは自分たちの作品を英語で説明できるように最初の原稿を作成しました。そしてグループの仲間と練習しながら、さまざまなアイデアを出し合い盛り込みながら、発表原稿を完成させました。
最初は緊張していた生徒も、いざ発表が始まると堂々とプレゼンしていました。ユニークなケーキのデザインや楽しいストーリーに、自然と笑顔や拍手がわき起こりました。

数学・美術・英語の学びが結びつき、創造力と発信力が輝く、締めくくりにふさわしい1日となりました。

「It’s a Piece of Cake」は、数学・美術・英語を往復しながら表現を深めるSTEAM型学習です。知識を“描く”活動や“発表する”活動へと発展させることで、生徒たちは楽しくも探究的な学びを体験しました。

生徒の感想をお届けします

・この授業を通して分かったことは、全然違うように思う教科も実はつながっているということです。今回の学習で、普段使わないような英単語を学ぶことができて、とても新鮮でした。
・授業を通して、分数を英語だと上から下に読んだり、いろいろな色の英単語などを学べました。分数をケーキに例えて勉強できたのでおもしろかったです!
・色や数学の専門用語が英語で学べたりすることができたので、とても良い経験となりました。
・難しいこともあったけど、みんなと協力して絵を描いたりして、ケーキの物語を完成することができてとても楽しかったです!

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