夏休みの活動報告~合宿編②~ 2025年09月03日
① 中高美術部
中学・高校美術部の生徒40名が、7月30日から2泊3日で山梨県八ヶ岳清里高原にて油絵の合宿を行いました。
初日、生徒たちは宿舎周辺を散策し、五感を研ぎ澄ませながら風景を観察しました。風情ある建物や木漏れ日、広大な空と緑の対比など、心惹かれる風景を見つけてキャンバスに描き始めました。刻々と変化する光と色を捉え、集中して制作に取り組みました。
初日の夜は生徒が企画したお楽しみ会で、学年の垣根を越えた交流を楽しみました。二日目の夜は手持ち花火を満喫した後、地域の打ち上げ花火を鑑賞。色とりどりの大輪の花が夜空に咲き、生徒たちは感動の声を上げました。
最終日には、完成した作品を全員で鑑賞し、顧問から講評を受けました。生徒一人ひとりの個性が光る力作が並び、実り多い合宿となりました。
この合宿で制作した風景画を、9月開催の「ときわ祭」で展示いたします。生徒たちの感性を通して描かれた清里高原の雄大な自然を、ぜひ会場でご高覧ください。
② 中高ダンス部
中高ダンス部は、富士みどりの休暇村にて7月30日から8月3日の間で4泊5日の合宿を実施しました。
期間中は日々の練習だけでなく、外部からお招きしたコーチの先生方より、体づくりに欠かせない栄養の摂り方や効果的なトレーニングについても指導を受けました。
また、ダンスのスキルアップに加え、仲間と生活を共にする中で、チームとしての連携や互いを思いやる姿勢を自然と学ぶことができました。失敗も成功も一つひとつが成長の糧となり、合宿を終えた生徒たちの姿には、頼もしさと自信が感じられました。
③ 中高バレーボール部
バレーボール部は、8/1~4日の日程で、中学チーム53名・高校チーム12名の計64名にて、新潟県十日町市で合宿を実施いたしました。人数の関係から、中学生チームは現地までバスによる移動、高校生は東京駅に集合し新幹線を利用して現地へ向かう行程となりました。
練習会場となる体育館は、宿舎より徒歩5分のアリーナを主に利用し、十日町総合体育館でも1日練習を実施いたしました。学校の体育館とは設備面で異なることもあったので準備を入念に行い、体調不良や怪我には万全の準備で臨みました。
今年度の酷暑は新潟でも東京と同様で、日中の暑さは35℃前後と厳しいものでしたが、朝晩はいくらか過ごしやすい、そのような環境の中、生徒たちは最後まで欠けることなく合宿を乗り切りました。そして、バレーボールの技術向上だけでなく、集団生活のルールのなかで相互理解を高め、チームワークを向上させると同時に、先輩後輩との貴重な交流の機会ともなりました。
基本的には中学・高校チームそれぞれが1面ずつコートを使用しての練習でしたが、昼休憩などの時間には高校チームの先輩が個人練習中の中学チームの生徒へアドバイスを送り一緒に練習するなどの場面も見られ、実践バレー部がワンチームとして存在していることを互いに強く実感した日々だったと思われます。3名のOGの参加や、高校3年生の参加もあり、人が循環しながらバレーボール部の様々な面が伝承されていることもまた強く印象付けられた日々だったことでしょう。
合宿の経験を、今後の練習だけでなく普段の学校生活にまで敷衍させ、参加者全員にとって有意義なものになっていることを望みます。
④ 中高室内楽部
8/5~8の3泊4日、長野県栂池高原にて中高室内楽部の合宿を行いました。
朝から個人練習で音出し、パート練習では上級生を中心に丁寧に音の確認をしました。大ホールでは合奏が行われ、それぞれの音の重なりを味わい、一つの演奏を作り上げていきます。朝から晩まで楽器に触れることのできる機会はなかなかありません。慣れない長時間の練習ではありましたが、日を重ねるごとにより良い演奏にしたい、という思いから自主的に練習に取り組む姿も多くみられるようになりました。
合宿最後の夜は夏合宿恒例の花火大会を行いました。また、高校1年生を中心に、最後の合宿である高校2年生に向けてサプライズも実施されました。のびのびと全力で楽しみ、仲を深めることができたようです。
最終日の通し合奏は、合宿での練習の成果の見せどころです。全体曲は特に、集中的に練習を重ねたもので、初日に比べて一体感のある演奏となりました。また、各学年の曲や中学、高校分かれての曲では、聴いていた部員から自然とあたたかい拍手が送られました。各自が緊張感を持ち、自分の、そして仲間の音を意識して、合宿最後の合奏を締めくくりました。
豊かな自然に囲まれた静かな時間の流れる環境で、部員たちはいつも以上に真剣に自分の音と向き合うことができました。9月末のときわ祭に向け、合宿での経験を活かし練習を重ねていきます。