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芝浦工業大学のサマーインターンシップに参加しました。 2025年08月19日

芝浦工業大学のサマーインターンシップに参加しました

 2025年7月31日から8月7日までの8日間、理系分野に関心を持つ女子高校生が大学の研究室で実際に研究活動を行う、芝浦工業大学との高大連携プログラムである「サマーインターンシップ」が開催されました。今年度は、実践女子学園高校から1年生12名、2年生11名の計23名が参加しました。

緊張のオープニングから始まった、大学での8日間

 初日に行われたオープニングセレモニーでは、慣れない大学の雰囲気にやや緊張した様子も見られましたが、大学の先生方や学生の温かいサポートのもと、期待に胸を膨らませながら活動がスタートしました。
 
 生徒たちは、希望進路に基づき、さまざまな学部系統(物質・化学系、生命系、電気電子情報系、建設系、機械系など)を選択し、それぞれに割り振られた各研究室に配属。大学生と同様に、実験や研究に取り組む貴重な体験を重ねました。

研究活動の実際:大学レベルの内容に挑戦!

 生徒たちは、希望進路に基づき、さまざまな学部系統を選択し、大学が割り振った各研究室に配属されました。各研究室では、それぞれの専門分野に沿った本格的な研究や開発に取り組みました。
 物質・化学系の研究室では、「水のイオン濃度の測定」や「細胞の培養」など、繊細で高度な実験操作を体験。普段の高校授業ではなかなか行えない、高度で正確さが求められる実験に挑戦しました。
 

 建設系の研究室では、与えられた敷地条件に対して、生徒自身が「家族構成」や「住宅テーマ」を考え、図面を描き、模型を作成。建築設計のプロセスを一通り体験し、空間の発想力や表現力が求められる学びとなりました。
 電気電子情報系の研究室では、AIを活用したアプリケーションの開発に取り組みました。大学のプログラミング環境を使って、情報技術が生活の中でどのように応用されているかを実感する活動となりました。

 機械系の研究室では、「カッター使用時に生じる筋疲労の改善」を目的としたグリップ形状の提案に取り組みました。使用者の負担を軽減するための形状設計を行い、実際に製作も行うなど、人間工学的な視点とものづくりの実践が融合した内容でした。
 また、各研究室では、普段目にすることのないような大型の実験・製作設備にも触れることができ、生徒たちは新鮮な驚きとともに、理工系分野の奥深さを肌で感じていました。

発表会で研究成果を共有

 5日目には、各研究室での活動をまとめた研究成果発表会が実施されました。
 発表に向けては、研究室の教員や大学生のティーチング・アシスタント(TA)と協力しながらプレゼン資料を作成。研究の背景や成果を発表する姿には、日々の努力と成長が感じられました。

大学生活に触れる貴重な機会

 研究活動に加え、芝浦工業大学のオープンキャンパスにも参加。実際の大学の授業や研究内容、キャンパスの雰囲気に触れながら、自分の未来を具体的に描く大きなヒントを得ることができました。
 最終日のクロージングセレモニーでは、芝浦工業大学 学長より一人ひとりに修了証が授与され、参加生徒たちは自らの言葉でこの8日間を振り返りました。

生徒たちの声~理系の学びへの関心がさらに深まる~

参加した生徒からは、次のような感想が寄せられました。
「建築にとても興味があり、今回の体験でより一層興味がわきました」
「高校では体験できない実践的な学びができました」
「この経験を通じて、将来の新たな選択肢が増えました」
「実際の大学生から、大学生活や学びのリアルな話を聞くことができました」
「文理選択に悩んでいたが、理系に進もうと決めました。」
「研究室の教授や学生がとても親切に教えてくれて、楽しく取り組めました。」

  普段の授業では味わえない、本物の研究体験や大学生との交流を通じて、理系分野への関心と進路意識がさらに深まった様子がうかがえます。今後も、こうした先進的な取り組みを通じて、理数系分野を志望する生徒の学びを力強く後押ししていきます。

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