教養コースの生徒が国立新美術館へ校外見学に行きました。 2025年07月05日
先日、高校2年生の教養コースで「美術II」と「生活デザイン」を選択している生徒20名が、国立新美術館で開催されている企画展「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」を学校プログラム「かようびじゅつかん」で鑑賞しました。
この企画展は、1920年代から1970年代にかけて世界各地で行われた革新的な「住まい」の試みに焦点を当てています。多様な住宅建築やインテリアデザインを通して、近代における暮らしと社会の変化が住まいにどう反映されたかを探る内容です。国立新美術館では、近隣地域の学校を対象に休館日に美術館への招待を実施されており、今回、生徒たちはこの貴重な機会を得ることができました。
美術館に到着後、生徒たちは曲線が美しい国立新美術館の外観を背景に集合写真を撮影しました。建築家・黒川紀章氏が設計した個性的な建物は、それ自体が素晴らしい芸術作品です。生徒たちは、館内に入る前からその壮大な景色に期待を高めている様子でした。
展示室では、ル・コルビュジエなどの巨匠たちのモダンな住宅デザインから、戦後の日本の住宅に至るまで、多岐にわたる住まいの変遷が紹介されていました。生徒たちはそれぞれの展示の前で足を止め、建築図面や模型を熱心に覗き込んだり、当時の写真に見入ったりしていました。現代の美術と生活デザインを学ぶ生徒にとって、過去の実験的な試みは新鮮に映ったようです。
今回の経験が、生徒たちが今後学ぶ美術や生活デザインの分野において、より深く探求していくきっかけとなることを期待しています。