中3未来デザイン「SDGs」について学びました。 2025年06月11日
「未来デザイン」とは、中1から高2まで、総合的な学習の時間に行う、本校オリジナルの授業です。生徒たちは身のまわりにある「正解のない」問いについて、対話を通して考えを深め、協調していく力を身につけます。
中3の未来デザインでは、外部講師を招いてSDGs(持続可能な開発目標)について学ぶ連続授業を行いました。
1回目の授業では、「SDGsカードゲーム」を行いました。これは「持続可能な開発」や「SDGsの理念」について理解を深めることを目的としています。生徒達は必要な「お金」や「時間」を工面して(必要なカードを集めて)、自分達に与えられた「プロジェクトカード」を達成します。それぞれのプロジェクトカードには、達成された時に「経済」「社会」「環境」がどのように変化するかが書かれており、様々なプロジェクトを達成することにより、自分達の世界がどのように変化するのかを体験できるようになっています。生徒たちはカードゲームを行うことで、「世界をより良くするためには人々の努力と協力が必要だ」という新しい視点を得ることができたようです。
2回目の授業では、日本航空株式会社の塩崎雅子さんをお招きし、企業におけるSDGsの取り組みについてご講演いだきました。幅広い事業の展開を通じて、企業として17の目標達成に貢献していることについてお話ししていただきました。
生徒の感想
私は授業でSDGsの勉強をして、全てがわかっているつもりでしたが、今回の5つのP「人間(People)」「地球(Planet)」「繁栄(Prosperity)」「平和(Peace)」「パートナーシップ(Partnership)」など、新しく学ぶことが多く、知らないことだらけだなと感じました。またJALの事業内容やESG経営のこと、そのための制度の話を聞く中で、JALのような大きな会社が社会に貢献できる会社を目指し、活動しているのはとてもいいなと思いました。大企業がそういった活動の先頭に立つことで、他の企業もその後を追って一つになって活動していけるような社会になればいいなと思います。一人一人の小さな行動が大切なのはもちろんですが、みんなが知っている大きな企業がこんな活動をしているのをより多くの人に知ってもらえば、それぞれがもっと行動を起こしやすいと思いました。私も今回聞いた話を身近な人に話して、自分の行動を見直すことから始めようと思います。