生徒の活動レポート

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中2が移動教室に行きました。 2025年05月30日

 5月11日~14日に中学2年生の移動教室が行われました。中2では2班に分かれ、2泊3日で岐阜県恵那市岩村町、長野県飯田市を訪れます。 

 1日目は全員で昼食をいただいたのち、各クラスに分かれて民泊・農業体験が行われました。民泊という初めての経験に緊張している様子も見られましたが、優しく迎えてくださる各ご家庭の皆様に、徐々に笑顔も見えてきました。
 ご自宅に到着してからは早速農業体験が行われました。とうもろこしの種まき、トマトや苺の収穫、畑に張るネット作り、豚の餌やり、オリーブの葉のお茶作りなど。農作業や加工する段階も体験させていただきました。
 民泊ということで、郷土料理・五平餅作りや薪ストーブでの料理、夜の森の探検など、その地の生活を経験しました。実際に生活をしてみることで、普段の生活との違いを肌で感じられたと思います。

 
 2日目は本校の創設者・下田歌子の故郷、岐阜県恵那市岩村町を訪れました。校祖の志を偲び、下田歌子とその夫・猛雄氏の墓参を行いました。
 そして岩邑中学校や現地のガイドの皆さまの案内により、岩村を巡りました。岩邑中学校の皆さんは探求の時間で、地元・岩村について学んでいます。今回は各スポットで岩村地域やその歴史についてクイズ、説明をしてくださいました。両校の交流も今回の大切なイベントの一つです。様々な交流を通じて、下田歌子と岩村地域について学んできた生徒たちはさらに学びを深めていったようでした。
(5月28日には岩邑中学校の3年生を本校にお招きし、交流イベントを行いました。)

 最終日は長野県飯田市の伝統工芸品「水引」の体験を行いました。水引の歴史や用途を教えていただき、まずは全員で「合格結び」を作成しました。その後一人ひとり好きな色の紐を選び、「あわじ結び」や応用した「梅結び」など、思い思いに作り上げていきました。職人の皆さまに丁寧に教えていただき、思いの込められた素敵なお土産がたくさんできたようです。楽しく体験しながら、伝統工芸について学ぶことができました。

 実践に入学してから初めての宿泊行事であった今回の移動教室。2泊3日の限られた時間の中で、農業、歴史、伝統に触れ、非常に濃密な時間を過ごすことができたと思います。また、たくさんの方にあたたかく迎えていただき、人とのつながりの大切さを感じる貴重な機会となりました。

生徒の感想

・農業体験で採ったオリーブの葉をお茶にする作業をしました。枝から葉を一枚ずつ採りそれを茹で乾燥させたものを削り1つ1つ自分の手で作れたことが印象に残りました。
農業体験では予想より体力を使い大変でした。しかし定植ができた時に褒めてもらえたのが嬉しかったです。
・自然の中での暮らしの大変さや温かさを肌で感じることができました。この体験を通して普段当たり前のように食べている物や、生活の中の小さなことにも感謝の気持ちを持てるようになったと思います。
・岩邑中学校のみなさんの説明を聞いている中で、改めて下田歌子先生に感謝し、下田先生の思いを後輩たちに受け継いでいかなければならないと思いました。
・室長でみんなに伝えなければいけない大事な事を忘れてしまった時に、友達が助けてくれて安心し嬉しかったです。クラスでの仲がより深まったと思います。

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