高校卒業式が行われました。 2025年03月07日
高校3年生195名は、式典用の白いネクタイを結び、厳かな空気の中で卒業式に臨みました。開式の辞に続き、各クラスの総代が卒業証書を受け取り、下田賞(成績最優秀)をはじめとする各賞の授与へと式は進んでいきます。校長式辞では、本校校長湯浅から「いってらっしゃい」という温かい言葉が送られました。
卒業生総代の謝辞では、実践女子で過ごした6年間の思い出が振り返られました。振り返れば、あっという間の6年間。その日々のすべてが成長の糧となったことでしょう。その後、卒業生から「告別の歌」、在校生から「送別の歌」が贈られ、卒業生たちは実践女子学園中学校高等学校での最後の式を終えました。
式の後は各クラスに戻り、担任の先生から一人ずつ卒業証書が授与されました。証書を受け取り、一人一言。18年間見守り育ててくれた保護者の方々への感謝の言葉、笑顔であたたかく受け入れてくれたクラスの仲間たちへの言葉、実践女子での6年間を振り返った言葉、様々な思いに溢れた言葉を自分なりの表現で紡いでくれました。担任の先生や友人と過ごす最後のひととき。当たり前だった日常が一区切りを迎え、笑いあり涙ありの時間が、最後の最後まで実践女子での大切な思い出として刻まれていきました。
あいにくの雨模様でしたが、この時期に降る雨は「催花雨(さいかう)」と呼ばれ、春の花々の開花を促す恵みの雨でもあります。まるで卒業生の未来の輝かしい活躍を祝うかのようでした。本校正門では紅白の梅が満開となり、卒業生たちもまた、新たな場所でそれぞれの花を咲かせ、美しく光り輝いていくことでしょう。