生徒の活動レポート

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初釜 お稽古を行いました。 2025年01月24日

 1月16日、初釜が行われました。
 茶道部では、年が明けて最初に行われる茶会「初釜」を大切にしています。茶道を学ぶ生徒たちにとって、年始の特別なお飾りや貴重な道具に囲まれて、先生方のお点前を間近で学ぶ、一年に一度きりのとても大事な稽古です。

 普段のお稽古では中学生はお薄茶の稽古から始め、高校生になりさらに精進することでお濃茶の稽古に入ります。お濃茶になると、貴重な道具を用いたり、より本格的なお茶を学ぶことができるのです。
 今年度は有難いことに、薄茶を学ぶ中学生たちも、先輩や先生方のお濃茶の茶会を拝見することができました。普段は参加できない厳粛な雰囲気に、中学生たちも集中して学んでいました。主菓子は花びら餅、干菓子は千代結と「巳」の字が入ったみそせんべいで、生徒たちも新年を満喫しているようでした。

 この日の日本文化実習室は特別です。この時期ならではの美しい軸や茶花、さらには家元から伝わる大変貴重な道具を拝見します。掛け香(訶梨勒)と扇、そして「松に鶴」のぶりぶり香合。どれも大変おめでたい、新年を祝う美麗な絵柄です。
 さらに軸は、「春入千林處々鶯」で、表千家の新春のお茶席によく掛けられるもので、「春になり林という林から鶯の声が聞こえてくる」初春の明るい風情が浮かんできます。

生徒の感想

◆一年に一度の貴重な経験でした。先生方のお点前はもちろん、お運びなどの振る舞いも学べてよかったなと思います。
◆先生のお点前はゆったり美しくて、お道具もいつも以上に輝いて見えました。学ばせていただき、自分に足りないものもわかった気がします。もっときれいな所作を心がけます!

 今年は畳も新たに張り替えていただき、例年以上に特別なお茶室でのお稽古となりました。格式高い道具やお飾りに囲まれ、至福のひとときとなりました。
 本年も一層、鍛錬に励んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

実践女子学園茶道部

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