スタートアップ企業先進地域視察に参加しました。 2025年01月11日
12月18日(水)、本校が高大連携協定を結ぶ芝浦工業大学が主催するSBMC Juniorの行事「スタートアップ企業先進地域視察」が行われ、本校生徒6名が参加しました。
SBMC Juniorでは、中高生が起業について学ぶプログラムを開発しており、JST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)から支援を受けている事業です。秋に行われたビジネスアイデアコンテストに続き、今回は企業の現場を視察し、スタートアップの現場で働く方々から高校生が起業に必要なマインドを学ぼうという企画でした。
最初に、三井不動産が街の再開発を行っている日本橋地域にある「将来宇宙輸送システム株式会社」と「一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)」の見学を行いました。「将来宇宙輸送システム株式会社」では、取締役の方から、学生時代から起業に至るまでのご自身の生き方を語っていただき、どのようなマインドが起業に結びついていくのかを、高校生にとって非常にわかりやすい言葉で説明していただきました。宇宙ベンチャーに関する話には時間が足りず至りませんでしたが、本校生徒にとって非常に有益な話でした。続く「LINK-J」では、起業とは「Connecting the dots(点と点を繋げること)」だという説明が、とても分かりやすく印象に残りました。
次に一行は川崎に向かい、新川崎駅前にある川崎市の起業支援施設「かわさき新産業創造センター(KBIC)」を見学しました。ここでは、新しい技術で体内組織を鮮明に画像化する装置を開発した「株式会社Luxonus」の方からお話を伺い、医療と新しい情報工学を融合させた技術について学ぶことができました。また、IBMの量子コンピューターの実物も見学でき、皆大いに感激しました。
今回の見学では、各講師がご自身の個人的な体験を詳細に語ってくださり、学生時代からどのようなマインドが起業へと結びつくのか、高校生でもイメージしやすい内容ばかりでした。アンケートの結果からも、起業に興味を持った生徒が増えたことがわかり、実り多い研修となりました。