生徒の活動レポート

　いよいよ8月。生徒たちの夏休み中の活動も、本格的になってきました。７月下旬よりたくさんのクラブが夏合宿に出かけています。その様子をご報告します。

中高美術部の油絵合宿が行われました。

中学・高校美術部の生徒３6名が、山梨県八ヶ岳清里高原で二泊三日の合宿を行いました。目的は、油絵具で風景画を制作するためです。
　初日の正午過ぎに宿舎へ到着し、すぐに制作を開始しました。初めに、広大な野原とそれを囲むように連なる山々を、五感を使ってじっくりと観察し、絵になりそうなポイントを探しました。 その後白いキャンバスに木炭で下描きを始めました。短時間で下描きを終えた後は、近景の草、中景の建物や木々、遠景の山々や空などを遠近法を意識しながら油絵具を乗せていきました。天気や時間によって刻々と光や色が変わる風景画は、自分がいいなと思った瞬間の状況を記憶しておく必要があります。雨天のため制作できない時間帯もありましたが、生徒たちは集中して油絵制作に取り組み、完成させました。
　二泊三日の制作時間で、一枚の油絵作品を完成させることは簡単ではありません。描き終えるためには計画性とスピード、描き込む箇所を取捨選択する判断力が必要になって来ます。高校生の描き進め方は的確で、今まで培ってきたスキルや観察力を感じました。中学生も上級生の作品に刺激を受けながら、不慣れな油絵具に格闘しつつ魅力ある作品に仕上がりました。
　9月に行われるときわ祭では、合宿で描いた風景画を展示いたします。清里高原の雄大な自然、空気を絵から感じて頂けたら幸いです。ぜひ、生徒の力作をときわ祭でご高覧下さい。