「つながる読書ワークショップ」を開催しました。 2024年07月13日
6月22日(土)放課後、作家で予備校講師の小池陽慈先生をお招きして、『つながる読書 ワークショップ』を開催しました現在予備校講師としてご活躍の小池先生は、『つながる読書 10代に推したいこの1冊』(ちくまプリマー新書)(本校国語科小川貴也教諭が共同執筆しております)の編著者でもあり、中高生の読書普及のためにご尽力されています。
今回は、このご縁で、本校での特別イベントが実現しました。
このイベントでは、「中高生の読書事情」をテーマに、前半は中1から高2までの8人の図書委員・国語文芸部の生徒から「お気に入りの本」を小池先生にプレゼンテーションしました。彼女たちの発表には「表紙が好き」「表現が好き」「動画サイト・本の紹介の本で知った」など、生徒たちには読書に対するたくさんの「きっかけ」や「こだわり」がありました。
後半では、生徒のプレゼンテーションを受けて、小池先生から講評会と講演会を行いました。「10代の読書」とは何のためにするのか、どんな基準で本を選ぶのか……生徒たちに語り掛けていただきました。読書とともに知識をどんどん膨らませていく楽しさ、フィクション・ノンフィクションの違い、本との意外な出会い方など、多くの生徒たちにとって、「読書」についてこんなに考えたことは初めての経験です。プレゼンを行った8人をはじめ、講演会に参加した30名以上の生徒たち全員が、深くうなずきながら拝聴しました。
現在活躍されている外部講師の先生によるご講演は、大変貴重な機会となりました。イベントが終了しても、小池先生の周りには生徒たちが集まり、話題が尽きませんでした。生徒たちにとって楽しく充実した時間になり、「読書」に対する意識もより向上したことでしょう。今後も、たくさん図書館に通って、本との出会いを楽しんでほしいと思います。
小池陽慈先生、この度はありがとうございました。
生徒の感想を紹介します
小池陽慈先生プロフィール
1975年生まれ。早稲田大学教育学部国語国文科卒業。早稲田大学大学院教育学研究科国語教育専攻修士課程入学。2024年4月より放送大学大学院修士(学術)および博士課程。早稲田アカデミー小中学部講師時代は、早稲田アカデミーの開成高校合格者数日本一を達成。同高校部では東大受験生専門の講座を担当。現在、河合塾・河合塾マナビスに出講(指導科目:現代文)。
著書、共著、監修
『無敵の現代文記述攻略メソッド』(かんき出版) 【単著】
『大学入学共通テスト 国語[現代文] 予想問題集』(KADOKAWA) 【単著】
『小池陽慈の現代文読解が面白いほどできる基礎ドリル』(KADOKAWA) 【単著】
『一生ものの「発信力」をつける 14歳からの文章術』(笠間書院)【単著】
『“深読み”の技法 世界と自分に近づくための14章』(笠間書院)【単著】
『世界のいまを知り未来をつくる 評論文読書案内』(晶文社)【単著】
紅野謙介編『どうする? どうなる? これからの「国語」教育』(幻戯書房) 【共著】
難波博孝監修『論理力ワークノート ネクスト』(第一学習者)【共著】
川崎昌平『マンガで学ぶ〈国語力〉-大学入試に役立つ〈読む・書く・考える〉力を鍛えよう-』(KADOKAWA)【監修】
『大学入学共通テスト 突破演習 現代文編』(三省堂)【監修】
『大学入試 マンガでわかる 現代文重要単語[基礎編]』(KADOKAWA)
『現代評論キーワード講義』(三省堂)
『つながる読書 10代に推したいこの1冊』(ちくまプリマー新書)【編著】
『大学入試 マンガでわかる 現代文重要単語[発展編]』(KADOKAWA)
『ぼっち現代文 わかり合えない私たちのための〈読解力〉入門』(河出書房新社)
『スマホ片手に文学入門 検索で広がる解釈の楽しみ方』(笠間書院) など多数