高校3年生対象「18歳成年講座」が行われました。 2024年04月09日
2022年4月1日より成年年齢が20歳から18歳に引き下げられたことから、高校3年生は誕生日を迎えると成年となります。成年に達すると、親の同意を得なくても、自分の意思で様々な契約ができるようになるということです。
例えば、携帯電話を契約する、一人暮らしの部屋を借りる、クレジットカードをつくる、高額な商品を購入したときにローンを組むといったとき、未成年の場合は親の同意が必要ですが、成年に達すると、親の同意がなくても、こうした契約が自分一人でできるようになります。
そこで、高校3年生には成年になることで何ができて、何ができないのか、どのようなことに気をつけなければならないのかを自覚してもらうために、弁護士の方をお招きして、本校の桜講堂で講演をしていただきました。身近な法律に関するクイズから、マルチ商法の仕組み、法的な責任の所在や「契約」とはどういうことかなど、さまざまなトラブル事例を用いて説明していただきました。成年になりたての若者が狙われやすいということに危機感を覚えたようです。
ひとりで契約ができるということは、自由である反面、責任が伴います。生徒たちは、法律が日常の中でどのように関わっているのかを理解できただけでなく、未成年の時には法律で守られていた部分が「成年」になるとなくなり、より自分の行動に責任を持つ必要があるということをこの講演から学べたと思います。