生徒の活動レポート

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日本乳業協会の皆様とディスカッションを行いました。 2024年02月15日

 1月17日(水)、本校の家庭科室で、「10代ミルクプロジェクト」が開催されました。
 日本乳業協会や中央酪農会議、さらに乳業メーカーや酪農家でつくる業界団体「Jミルク(一社)」の皆様と、本校家政部の高校生10名が参加し、「牛乳」に対するヒアリング・ディスカッションを行いました。今回は「牛乳についてのイメージ」と「どうしたらもっとみんなが牛乳を飲むようになるか」というテーマで話が進みました。

 最初のテーマである「牛乳について、どんなイメージ?」という話題には、生徒たちからは「大好き」「最近飲んでないかも…」など、様々な感想が出ました。
 その後、「カルシウム」について学び、乳製品や栄養素への知識を深めるため、動画を視聴しました。カルシウムが不足するとおこる骨粗しょう症やエネルギー不足のリスクを学んだ生徒は、カルシウムを摂る必要性を再確認し、意識を改めた様子でした。
 

 さらに、次の話題である「どうしたらもっとみんなが牛乳を飲むようになるか」に移りました。アレンジとして、リンゴジュースと牛乳を混ぜて飲んでみると、意外とおいしかったようです。「はちみつと温かいミルクを混ぜるとおいしいですよ!」と、家政部の生徒らしく、アイデアを出す生徒もいました。
 また、「牛乳を飲みすぎると太ってしまうのでは…」など、牛乳についての疑問を牛乳の専門家の皆様に直接質問し答えていただくことで、正しく理解し解消することができました。

 現在、日本の酪農業界は大きな困難に直面しています。物価上昇の一方で、出荷価格はあまり変わらず、さらに新型コロナの影響や学校給食の変化によって、牛乳離れが深刻な問題になっています。2021年の年末には、Jミルクが、「年末年始に5000トンの生乳が廃棄される可能性がある」という試算を発表したことで話題になりました。しかも、牛が牛乳を出してくれるまで、約3年もかかるとのことです

 「おいしくて栄養満点な牛乳を、どうしたらもっとみんなに広められるのか。」
 今日本が直面している課題に対して、生徒と牛乳業界の皆さんが、真剣に語り合う有意義な時間となりました。

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