モートンベイ海外研修が行われました。 2023年09月09日
8/6〜8/19の期間、高校1年と高校2年の希望者21名がオーストラリア、モートンベイでの研修に参加しました。13泊14日の期間、オーストラリアの自然味溢れる文化に触れながら、現地校で英語力を高め、スクールバディやホストファミリーとかけがえのない時間を過ごしてきました。
初日はオーストラリア到着時間が予定より早まったため、現地ガイドさんや運転士さんの計らいでゴールドコーストの海を一望できる展望台に立ち寄っていただきました。長距離移動と早朝の到着の疲れも吹き飛ぶ圧巻の景色でした。その後約2時間かけて現地校に到着しました。ブリスベン市から車で30分ほどのバンヨウ市にあるEarnshaw State College(小中高一貫校)での2週間の研修が始まりました。
生徒たちは、初日にまず研修の概要やキャンパスツアーなどのオリエンテーションを受け、スクールバディと対面しました。そして、本校生徒向けの特別レッスンでは全長5mを超えるようなヘビやワニなどオーストラリアの動物に触れる機会もありました。少々怯えながらも、滅多にない貴重な機会に生徒たちも大満足の様子でした。
初日の研修の後は14日間お世話になるホストファミリーと対面しました。最初は緊張の面持ちでしたが、笑顔を浮かべそれぞれの家庭に向かいました。ホストファミリー先では家のルールやマナーを学びながら生活をしていきます。何かトラブルがあった際もコミュニケーションを取り、なるべく自力で解決することを促していました。一方で、万一に備えて現地校のスタッフの方や教員のサポートも整っています。生徒たちにとって最初は慣れないことが多かったと思いますが、毎日晴れやかな顔をして登校していました。週末は、それぞれホストファミリーとの休日を満喫していました。
2日目以降はスクールバディと同じ授業に参加し、本校生徒向けの英語の授業を受けました。また、様々な国籍のバディと英語のみでしかコミュニケーションできない環境を経験し、異文化理解も深まりました。現地校の先生方のおかげで、英語力を高めていくのと同時に様々な場面で積極性も試されました。
モートンベイ研修は校外でのプログラムも充実していました。モートン湾に浮かぶモートン島では、タンガルーマ・エコセンターの環境保護管による講義を受けました。野生のコアラやカンガルーを近距離で観察することもできました。
クイーンズランド大学研究機関の船上での研修にも参加しました。昼食時は船上からイルカの親子を見ることができ、生徒たちはとても興奮していました。途中下船し、マングローブ林を歩きマングローブが作り上げている生態系についても学びました。こうした海洋研修を通じて、現在直面している地球温暖化をはじめとする環境問題について改めて考えさせられる貴重な体験となりました。
現地校での最終日はEarnshaw高校の野球部とスポーツ交流をしました。生徒たちは歓声を上げながら楽しんでいました。
最後の英語の授業ではこの研修でお世話になった方々へ一人一人手紙を書きました。修了式では校長先生より修了書をいただき、高1高2それぞれの代表者から感謝のスピーチをしました。修了式後は研修に関わって下さった全ての方とダンスをして盛り上がりました。こうして盛りだくさんなイベントで最終日を締めくくることができました。
3年ぶりとなる今回のオーストラリアモートンベイ研修実施にあたり、現地校の先生方、生徒たちを迎え入れて下さったホストファミリーのみなさん、初日から最終日まで同行して下さった現地ガイドの方など多くの方々にご協力をいただきました。生徒たちにとって得難い経験をした2週間でした。この経験を今後の学校生活や学習面で生かしてほしいと思います。