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夏季特別講座「統計グラフコンクールにチャレンジ!」 2023年09月07日

 中学生4人が夏の特別講座「統計グラフコンクールにチャレンジ!」に参加しました。この講座は、実践女子大学人間社会学部の竹内教授をお招きし、データサイエンスについて学び、自分で設定したテーマについて調べ、統計グラフ全国コンクールに応募することを目指す特別プログラムです。

 講座では、まず「データサイエンス」について学びました。データサイエンスとは、データを集約して統計を出すだけではなく、調べる過程や得られた統計の結果から新たな価値や有益な情報を引き出すアプローチのことです。

 知識や手段を学んだあとは、生徒たち自身で設定した研究テーマについて、調べ学習を行いました。膨大なデータや情報から、「自分の伝えたいことを効果的に支える情報はどれか?」を考えていきます。例えば、エクセルを使って、数値を可視化するよう工夫します。「棒グラフがいいのか、円グラフがいいのか、目盛りはどのくらいの間隔だと表現しやすいのか…」と悩みながら、グラフを作っていました。

 今回中学生たちが選んだテーマは以下の3点です。

◾️データでみる地球”沸騰”
◾️食品ロス
◾️マイナンバーカードを同年代がどう感じているか

 マイナンバーカードについて調べている生徒に作業の状況を聞いてみると、「まず、マイナンバーカードの国民全体の所有率を調べてみました。そうしたら、予想以上に持っていることが分かりました。でも、ニュースや報道ではマイナスの印象が多いように思います。そこで、持たない人たちに聞いた『持たない理由』を調べ、グラフにしてわかりやすくすれば、政府の広報の問題点や改善点が明らかになるかなと思っています。」と、発表までの道筋を明確に話してくれました。

 この講座では、単にデータや数値の扱い方を学ぶだけでなく、それを様々な形で用いて自分の主張を立証する力を身につけていきます。これは、高校の探究活動、そして大学のゼミ活動や研究活動に必要不可欠です。
 今回身につけた力を、9月からの授業でも存分に活かし、さらに自分たちで学びを深めるチカラにつなげてほしいと思います!

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