生徒の活動レポート

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芸術鑑賞『スギテツ&管弦楽団』コンサート(クラシックを遊ぶ音楽実験室)を開催しました。 2023年07月24日

 夏休み直前の7月19日(水)、本校の桜講堂にて芸術鑑賞会を行いました。芸術鑑賞は、伝統芸能やオペラ、ミュージカル、落語など、毎年様々なジャンルの芸術に触れ、心を豊かに育むことを目的としています。
 今年度は、ピアノの杉浦哲郎氏とヴァイオリンの岡田鉄平氏によるデュオ「スギテツ」と管弦楽の演奏家をお招きして、「スギテツ&管弦楽団」コンサートを開催しました。
 スギテツのお二人は、「クラシックを遊ぶ音楽実験室」をテーマに、聴くだけでなく観て楽しいコンサート活動を行っています。

 コンサートは、『チャルダッシュ』『剣の舞』の2曲から始まりました。『剣の舞』は、だんだんとわらべ歌『ずいずいずっころばし』がマッシュアップ(融合)されていき、生徒達は心地よい融合に、楽しそうにリズムをとっていました。
 続く、『美しく青きドナウ』では、もともとの長調を短調に、ワルツの3拍子を4拍子に変えて演奏するとどうなるのか、生徒たちに解説を交えながら実演していただきました。さらに、ミステリードラマの主題曲のメロディを掛け合わせるといった斬新なアレンジを披露してくださいました。アレンジ曲のタイトル、『美しく青きドナウ川のさざなみ殺人事件』に、生徒たちも笑いながら、タイトルと曲調に納得していました。

 今回のコンサートは、「音楽実験室」の名の通り、日常の生活音や効果音1つ1つにも音楽があるということ、また、難しく感じるクラシックの歴史を、即興演奏や新しいアレンジを加えた演奏などで、楽しく教えていただきました。生徒たちも、常に笑いながら「ああ~!」「すごい!」とリアクションたっぷりに楽しく聞き入っていました。
 フィナーレを飾る『ラデツキー行進曲』では、マーチのリズムだけでなく、世界各地の音楽のリズムに変えてみんなで手拍子をしました。様々なリズムや強さで音楽を作る体験にとても盛り上がりました。

 演奏会終了後、生徒たちからは、

・素敵な音楽でした!とても楽しかった!
・日常生活にある音などをお話していただき、勉強になりました!
・手拍子で一緒に参加できたところが楽しかった!
・楽器を使って身近にある音を表現していて、まさに音楽実験室だなと思いました!
・クラシック音楽に多様な工夫がなされていて、聴いていてとても楽しかったです。

と、たくさんの感想が寄せられました。

 クラシック音楽は、中高生にとって、音楽の授業以外に触れる機会は多くないかもしれません。しかし、今回のように楽しみながら鑑賞したことで、生徒たちの中でもクラシック音楽への印象が親しみやすく、身近なものへと変わったようです。音楽を心から楽しみ、音楽と友達になれたような演奏会でした。
 スギテツのお二人、管弦楽団の皆様、素敵な時間を本当にありがとうございました!

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