生徒の活動レポート

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教養コース校外学習 サステナブルなファッションについて学びました。 2023年04月21日

 高校2年生 教養コース「美術Ⅱ」の授業の一環として、有志の生徒7名が株式会社プラザクリエイトの協力のもとアパレルファクトリー『HATTO CREATIVE PLAZA(ハット クリエイティブ プラザ)』にて校外学習を行いました。
 今回のテーマは『ファッション×サステナブル』です。まず初めに衣服におけるサステナブルについて講義を受けました。アパレル産業は過剰生産や大量廃棄が原因で世界の環境汚染産業 第2位と言われており、衣服で何かサステナブルなことが出来ないか考えを深めていきました。そこで、捨てられるはずの廃棄物に、デザインやアイデアといった新たな価値を持たせることで、別の新しい製品にアップグレードさせる『アップサイクル』という考え方を学びました。

 その後、日本初導入の衣類プリンターAtlas MAX(アトラスマックス)の体験もさせていただきました。最新のプリント技術に生徒は大興奮している様子でした。事前に考えてきたデザインをTシャツやスウェットに一人ひとり印刷してもらいました。
 プリントしてくださった服は型番の変更で使わなくなったボディ(印刷するTシャツなどのこと)ということで、新たな価値を吹き込む立派なアップサイクルになりました。環境に配慮したインク、受注生産ができるプリンタ—なので廃棄を出しにくいという点もサステナブルです。

 アパレル産業の現状を学ぶだけでなく、サステナブルなオリジナルの服も作れて学びの多い貴重な1日になりました。
 終始和やかな雰囲気でレクチャーしてくださった関係者の皆様、誠にありがとうございました。

生徒の感想

 私は元々アパレル業界に興味があり普段からリメイクで服を作っているので、その行為がアップサイクルであると知って嬉しかったです。今回、自分で描いたイラストを立体的に印刷していただき、クレヨンの質感まで表現できるというのはすごいなと思いました。
 衰退しつつある手書きで描くアナログの絵の良さが、最新の技術を活用することで新しい表現に生まれ変わり、手書きの絵の可能性を感じました。貴重な体験が出来て良かったです。

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