生徒の活動レポート

　本校独自の探究授業「未来デザイン」では、世界的・社会的な問題を「自分ごと」として捉えることを大切にしています。高１では「身近な社会問題を解決する取り組み」というテーマで個人研究を行い、クラス発表を経て、各クラスの代表者が学年の前で発表を行いました。

　今年は「ヤングアメリカンズ」「子ども食堂」「オーバーツーリズム」「社会問題と向き合うための取組」「動物の殺処分」というテーマで５人の代表者が発表を行いました。代表者の多くが実際にその活動に携わっていたり、事業者に直接インタビューをしたりと、社会問題の解決のために「自分たちに何ができるか」を考えているのが印象的でした。

　また今回の発表会では渋谷ユネスコ協会会長および実践女子大学より先生方を招いて発表後の講評をいただきました。先生方からは「これからも足元に見える問題からアクションを起こしてもらいたい」「好きなこと、楽しいことを問題解決に結びつける姿勢をこれからも大切に」「問題を知ってもらうことが大切。一人、十人、百人と、活動は広がっていく」と、生徒たちのこれからの研究や活動の背中を押してくれるような言葉をいただきました。

　生徒たちはこれから、３月の選択制修学旅行（ニュージーランド、シンガポール、沖縄）での視察にむけ、現地の取り組みについての探究をスタートさせます。