特別授業「JJスコレー」が行われました。 2022年09月15日
夏休み期間中の8月22日(月)、23日(火)、24日(水)の3日間、本校の探究授業「未来デザイン」を発展させた特別授業「JJスコレー」が行われました。
今回のテーマは「印刷博物館の所蔵品からSDGsについて考えよう!」です。課題は、「むかしの教科書から現代社会の課題を考えてみよう」「100年後まで残したい印刷博物館所蔵資料は?」の2つです。
有志の生徒たちが参加し、印刷博物館を見学したのち、持続可能な社会につながる課題を見つけていきました。
初日は印刷博物館へ行き、実際の博物館の取り組みや所蔵品を見学しました。学芸員の方による展示案内を聞き、印刷が歴史にどうインパクトを与えたかを学びました。
2日目は学校で課題に対するリサーチを行いました。2班に分かれ、明治時代の教科書『修身教本』(現代の小学校の教科書に当たる)に書かれた考えの中から、現代につながる課題やSDGsのゴールに紐づけて考えます。現代の教科書や道徳との違いや、同じところを比較し、未来をどう創っていきたいかを考えていきました。
3日目は印刷博物館の方々を前にプレゼンテーションを行いました。発表後には印刷博物館の学芸員・部長の中西保仁氏と学芸員の式洋子氏から講評をいただきました。
発表の様子は「ときわ祭」で動画として公開します。ぜひご覧ください!
参加した生徒の感想をご紹介します。
参加した生徒の感想
昔、実際に使用されていた教科書の内容から「今と昔」をSDGsの問題との間に多くの関係性が見つかり、この課題に向き合う前まで思いもよらなかったので、その発見をしたときには本当に嬉しかったです。
また、「今と昔」をSDGsという観点で考えると、新鮮に感じられて面白かったです。一つの資料を通じて、直接会っていなくても先人の努力や技術に対する思いなどが不思議と感じられることに、また時代を超えて通じるものが存在することに感動しました。さらに、「印刷」という技術が古代エジプトから現代まで進化しながら継承されてきたことを印刷博物館訪問で初めて知り、貴重な経験ができたと思いました。また、発表に向けて準備する際に、どのようにすれば限られた時間の中で聞いている人にインパクトの与えられる良い発表になるか、グループのメンバーで一から考え、互いに意見を出し合い、スライドや原稿を考えるという作業は今後においても非常によい訓練になりました。
今回、スコレーに参加して良かったです。