生徒の活動レポート

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中高大連携「データサイエンス」の講座が行われました。 2022年08月24日

 中学2年生から高校1年生の生徒を対象に、実践女子大学人間社会学部の竹内教授による、「データサイエンス」の講座が行われました。

 講座のはじめに、データサイエンスについての説明が行われました。データサイエンスとは、データを集約して統計を出すだけではなく、調べる過程や得られた統計の結果から新たな価値や有益な情報を引き出すアプローチのことです。
 まず、生徒たちは自分で研究テーマを決め、テーマに関連する問題について調べながら考察を深めました。その後、膨大なデータから正しく必要なデータを選び、エクセルやパワーポイントを駆使して自分たちの研究結果をポスターにまとめていきました。授業を進める中で、竹内教授から情報の見極め方や伝わりやすいグラフの作成方法などについて丁寧に教わることで、考えも具体的になっていったようです。また、授業でまだ習っていないグラフでも、自分で調べてデータの特徴をつかむ中で読み解き、理解していく生徒もいました。

 講座の終了時間がきても、ポスター作成について「もう少し残って作業したい」「まだかかるから家でも進めてくる」と、生徒たちはとても前向きな姿勢で取り組んでいました。グループによっては講座期間が終わったあとも竹内教授の指導を受け、完成させる予定です。大学のキャンパスが隣接しているからこそ、柔軟に学びを継続することができます。

 大学生でも半年以上かけて行う過程を、生徒たちは短期間で集中して進めており、本当によく頑張っていました。生徒たちからは「自分の希望する進路を学べるのでいい機会だと思って履修した。難しいけれど楽しく、時間が足りないと感じるほど集中できた。」「朝から学校に来てじっくりと学習に取り組めており、これぞ夏休み!と思えてとても充実していた」といった感想が聞かれました。1日3時間×8日間の講座の中で生徒たちはたくさんのことを学びとり、大変濃密な時間を過ごすことができました。

 この取り組みは、高2教養コースの数学IIの時間でも行われています。中高のときから気になる大学の勉強に触れる機会があることは、中高大連携のメリットの一つと言えます。この経験をいかして、さらに学びや興味を広げてほしいと思います。

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