中2・中3「卒業生に聞く会」が行われました。 2022年07月05日
7月2日(土)、中学2、3年生を対象に、『卒業生に聞く会』が開催されました。
中学3年生は、高校進学を控えて進路を考える真っ只中です。近年複雑化している大学受験を見据え、今やるべきことについても考えていかなくてはいけません。将来を見すえ進学について考えるのは、中学3年間だけでは非常に慌ただしく、6年間の折り返し地点の今だからこそ、しっかり・ゆっくりと考えてほしいと思い、本イベントを開催しました。高校生になると、大学受験に重点を置いた『合格者体験談』を聞く会が催されますが、今回は初めて、中学生向けのイベントとなりました。
後輩たちに想いを伝えるべく集まった5名の卒業生は、2019年の春に本校を巣立った大学生たちです。進路選択・受験勉強・就職活動を経験した先輩たちにしかできない、後輩たちへの講演会となりました。
柱となる話題は「なぜ高校に進学するのか」。中学生にとって、大学は少し遠い未来に感じるかもしれません。しかし、いずれ来るべき進路選択や受験に向けて、「実践で6年間を過ごすとはどういうことか」を考えるきっかけとなるお話ばかりでした。大学進学のヒントが中高の6年にあったこと、自己実現のための中学時代の勉強方法、進路選択の際の覚悟、そして中学生の毎日の心がけを、熱く語ってくれました。
卒業生からの「大学って、自分の好きなことを極めている人たちがたくさんいて、とても楽しいところなんだよ!」というメッセージには、中学生たちもはっとした表情を見せていました。「勉強することへの覚悟も必要」「進路は絶対に消極的な理由で選ばない!」「毎日の勉強にコツコツ励むのはもちろん、礼法や部活動も一生懸命に!」という力強い激励もありました。また、失敗談を語れるのも同窓生だからこそ。多くの中学生がうなずきながらメモを取っていました。
最後は、中学生たちから挙手が止まらないほど、質問が相次ぎました。勉強方法や大学生のキャンパスライフについて、先輩たちの飾らない、まっすぐな答えに納得していたようです。50分間の枠では足りないほど、盛り上がりました。
卒業生から在校生へのメッセージ
○人生頑張れる時間は、意外と少ないです。大学生になったら、やりたいことや学びたいことも、頑張れなくなっちゃうことがあります。だから今のうちに、頑張れるだけ頑張ることが大切!
○部活はとにかく頑張るべき。お友達もできるし集団行動にも慣れる。なによりも、頑張る力がつきます。部活の友達は、競って高め合う相手にもなりますよ。
○自分の選択肢を狭めないために、今やっておくべきことに取り組みましょう。自分の努力不足が原因で選択肢が狭まってしまうのは、一番後悔します。自分には出来ないと思っていても、意外とできることはたくさんあります。だから一歩踏み出して、チャレンジしてみてください。
○私が大学で学びたいと思ったきっかけは、学校の自由研究にありました。自分の興味があることを調べてみてください。また、私も大学生になってから就活を頑張りました。反省しながら頑張る時間を大切にしてくださいね!
○中学生のみなさんにとって、大学受験って想像もつかないと思います。だから今は目先の目標でいいと思います。成功した経験は、同時に悔しいと思わせてくれる糧にもなります。頑張ってください!