中3「未来デザイン」授業 一般社団法人Waffle CEO 田中沙弥果さんの特別講演会が行なわれました。 2021年10月15日
10月15日(金)の中3「未来デザイン」の授業では、一般社団法人Waffle CEOの田中沙弥果さんをお招きして、特別講演会が行われました。
一般社団法人Waffleは、テクノロジー分野のジェンダーギャップを解消する活動を行っており、第4回「ジャパンSDGsアワード」において、「特別賞(SDGsパートナーシップ賞)」を受賞した団体です。「プログラマーはこうでなくてはならない」「女の子は理系科目が苦手」といったステレオタイプを取りのぞき、IT・STEM分野で世界に羽ばたく女性を増やし、女性がテクノロジー分野で活躍するための総合的支援を行っています。講演者の田中さんは、2020年にForbes JAPANの「世界を変える30歳未満30人」に選ばれた方です。
講演会では、自身がITの仕事に興味を持った理由や経緯、なぜテクノロジー分野に女性が少ないかなど、さまざまなお話を交えながら説明してくださいました。とても興味深いお話ばかりで生徒たちは真剣に聞き入っていました。
最後の質疑応答の時間では、「理系に進みたいが数学が苦手。どうしたらいいか。」「これからのIT業界でさらに女性が活躍するためには?」など、生徒たちからのたくさんの質問に答えていただきました。高校進学に向けて将来のことを考えはじめている生徒たちにとって、とても貴重な機会となったようです。
生徒たちの感想をご紹介します。
生徒たちの感想
「今回の講演を聞くまでは、ITについてあまり興味がありませんでしたが、自分の好きなこととITの組み合わせの仕事があると知ったとき、固定概念にとらわれず何でも好きなことをやることが大切で、選択肢を増やすためにも勉強を頑張りたいと思った。」
「日本の学力が世界でも上位ということや、ITは女性が切り拓いてきたという歴史を背景に周りの人から意識を変えていきたいと思いました。そのために理系の授業の大切さを1人1人が理解することが必要と思いました。」
「『女性は理系が苦手』『プログラマーは男性』などというイメージを持たれやすいが、将来世界で活躍する人が増えるためにもステレオタイプを取り除くことが大切だと感じた。」
「ITのジェンダーギャップを解消するために、まずは女性がIT分野で一歩踏み出すことが大切だと知ることができ貴重な時間だった。」
「男性だから、女性だからという格差を取り払い、それぞれの特徴や個性を生かし、その人自身の能力を発揮できることが理想で、そのような社会になってほしいと思った。私自身、理系の力を伸ばし、自分の夢に向かってさらに努力していこうと思った。」