生徒の活動レポート

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教育実習が行われました。 2021年09月21日

 8月31日(火)から9月18日(土)までの約3週間、教育実習が行われました。
 本校の卒業生でもある実習生たちは、授業で扱う教材や指導について懸命に考え、生徒たちと積極的にコミュニケーションをとりながら教員としての学びに励んでいました。また、生徒たちは実習生と関わりながら、自分の将来や進路について考える機会となったようです。
 最終日は、実習生全員がとても充実した表情をしていました。この経験を糧に、学ぶ喜びを多くの生徒たちと共有していく教員になってもらいたいと思います。
 教育実習を終えた実習生からメッセージが届きましたので、ご紹介します。

教育実習を振り返って

 8月31日から9月18日までの約3週間、卒業生でもある13名の実習生で教育実習をさせていただきました。実習生を代表してご挨拶させていただきます。
 現在私は大学で日本文学を学んでおり、研究分野は中古文学です。実践女子学園の創設者である下田歌子先生の『源氏物語』の御講義は名講義と言われており、何かしらのご縁を感じずにはいられません。将来は教職を志望しておりますが、その進路を志したきっかけは実践女子で過ごした期間にありました。
 入学したての頃は学業面も学校生活面もあまり目立つところがなく、私自身「自分はこんな人」とは言えませんでした。消極的な私に対してある時の担任の先生が、積極的に話さないが周りをよく見ている、とあるがままの私を評価してくださいました。それがきっかけで自信が芽生え、学級委員長や部長に立候補するようになり、自分が生き生きと過ごし始めたことをよく覚えています。このような出来事があり学校が大好きになった私ですが、国語に興味を持ち始めたのも同じような時期でした。古文は馴染みのないものでしたのでなかなか作品を味わうことができていませんでしたが、先生方が授業中や質問に行ったときにしてくださる古文に関する雑談がとても興味深く印象に残っていました。ある短歌を教わり、その内容がその時の私にぴったりと重なったことがありました。昔の人と通じるものがあるのだと感動し、それを教えてくださった先生に感謝の気持ちを持ちました。私が今の進路に進もうと決めたこと、そして「自分はこんな人」と言えるようになったことは実践女子での6年間の積み重ねがあってこそだと感じています。
 母校に教育実習生として帰るのは緊張しましたがそれと同時にとても楽しみでもありました。教壇に立つというのは私の夢でもありましたので、初めて授業で立たせていただいたときの喜び、不安など様々な感情が入り混じったあの瞬間はこの先ずっと忘れないと思います。実際に授業が始まると自分では想定していなかった展開になることが多々あり、焦りを感じることもありました。ですが生徒の皆さんがこちらを見て協力しようとしてくれているということに背中を押され、何度もその目に助けられました。先生から「誠実な態度で生徒と接する」ということを何度もご指導いただき、日々意識して授業中以外も過ごしていましたがその態度の大切さに授業を重ねるうちに気づいていきました。短い期間で関係を築くのはやはり難しいことではありますが、最終日に「ありがとうございました」の言葉をいただいたときには今まで感じたことのないほどの嬉しさや達成感を味わうことができました。
 実習を終えて、何よりも先に出てくるのは「楽しかった」ということです。実習中は毎日学ぶことばかりで、前日の反省をどうにか今日は活かしていこうと必死になって過ごしていました。楽しかった、という感想が一番に出てくることに私自身少し驚いています。これは生徒の皆さんとの温かい関わりや先生方からの心のこもったご指導があってのものでした。今回学んだことを吸収して、実践していけるよう励んで参ります。