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令和2年度 高等学校卒業式が行われました。 2021年03月03日

3月3日
本日、高校卒業式がおこなれました。
長いようであっという間の6年間が、今日、終了しました。
卒業生の皆さんへ、少し長くなりますが、学校から皆さんへメッセージです。

今日は3月3日、桃の節句の日です。下田先生が本校の前身である「桃夭学校」を創立されたのは1882年。139年前のことです。皆さんは「桃夭」の意味を知っていますか?
桃は美しいみずみずしさ、夭は年若いという意味です。まさに、「これから社会に羽ばたく、未来に向かう女性」です。
今年は、不安定な社会情勢で残念ながらたくさんの行事が中止になりました。「コロナだから仕方ない」とテレビの大人たちは言います。それでも皆さんは、全く諦めていませんでした。進路のこと、友達のこと、部活のこと、いろいろなことに、チャレンジしていましたね。そして大事な卒業式と謝恩会も、厳粛に、伝統に恥じない立派な式を成功させました。大人たちは、皆さんの様子を見て、いつもハっとさせられていました。いろいろと模索して、自分の強い意志を持って、そして仲間とともに「できること」がどんどん増えていく逞しい皆さんは、まさに「桃夭」たる実践生です。

明日皆さんが登校しないということが、まだ信じられません。いつものように元気に声をかけてくれたり、なんでもない話をしに職員室に遊びに来たり、かわいい割烹着姿でお掃除してくれたり。今思えば、どの瞬間も本当に愛しいものばかりです。
今日卒業した240名は、本当に個性豊かです。240人240色だと思います。今日校長先生がおっしゃっていたように、それぞれの個性を存分に発揮していますね。でもそのためには、お互いがお互いを認め合わなくてはいけません。友達に手を貸したり、縁の下の力持ちになったりしあえたからこそ、240人全員まっすぐ、のびのびと成長することができました。

これからも、その逞しさと優しさを、絶対に忘れないでください。6年間うちの1分1秒は、全て皆さんの礎になります。人として、女性として、実践生として、意思を強く持って、進んでいってください。進んだら、時々学校にも戻ってきてくださいね。先生たちは、いつでも「おかえり」を言います。先生たちの方が先に寂しくなってしまうかもしれません。ぜひ、みなさんの母校に、胸をはって帰ってきてください。

本日は、ご卒業おめでとうございます。
卒業生の皆さん・保護者の皆様・学園関係者のすべての皆様のご多幸をお祈りしています。

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