実践女子大学図書館を探検しました! 2021年02月09日
国語の授業で向田邦子氏の代表作である「字のないはがき」を学んでいる中学2年生が、実践女子大学・実践女子大学短期大学部の図書館と向田邦子文庫を探検してきました!
中学校舎から大学に入って思わず出たのは、「キレイ…」の一言。普段はグラウンド越しに見ている大学棟ですが、足を踏み入れるのは初めて。大きな施設に驚いていました。密を避けるため、1クラスを4グループに分割し、大学職員さんのご案内で見学。まず向かったのは、大学生が使用している図書館でした。「広い!」「本が多い!」という感想が飛び交っていました。中高図書館の蔵書は8万5000冊ですが、大学図書館は渋谷キャンパスだけでその倍以上にのぼります。
「雑誌もあるんだ」「DVDも借り放題ですか?」と、中高とは異なる図書館に、目をキラキラさせていました。図書館の中にたくさんのグループ学習スペースやカラフルなソファーがあるのも大学ならでは。「静かで落ち着くし、かわいいし、うらやましい!」と生徒たちは広々とした図書館に感動していました。
つづいて、階段を下って地下書庫も探検。地下書庫では、電動書架を自分で操作して本を選びます。スイッチで動く書架に、本日一番の「おおー!」という声が上がりました。
そして、本日のメインである向田邦子文庫では、さらに詳しく解説をしていただきました。向田邦子氏といえば、第83回直木賞を受賞した作家であり、現在の大学の前身である実践女子専門学校国語科の卒業生(1950年卒)です。そのため、本校には向田氏に関する3000点以上の原稿や文献のほか、愛用していた万年筆、バッグなどの日用品にいたるまで、多くのコレクションが収蔵されています。向田氏の生涯や、現在でも多くのファンが存在することを伺い、ウンウンと頷きながら真剣に聞く生徒たちでした。
今日自分の目で見た「本物」を、これからの授業でも活かしてほしいと思います。
生徒の感想です。
「向田邦子さんの人柄や、たくさんの方から愛されていたということが良くわかりました。」
「一番印象にのこったのは、たくさんの原稿です。向田さんが生きていたら、きっともっとたくさんのエッセイなどを書いたのだろうなと思いました。」
「向田さんはすごく有名な方なんだと改めて感じました。先輩ということで親近感を感じていましたが、向田さんの人柄や功績を見て、とても誇らしく思いました。」
「初めて大学の施設に入ったので、自分が大学生になったら…と想像できました。大学生活がとても充実して過ごせそうだと感じました。」
「個人個人にあった本があり、その分野を詳しく勉強できそうです。また是非利用してみたいです!」