テレビ朝日主催「バーチャル修学旅行」に参加しました 2020年11月01日
コロナ禍で、今年度は多くの修学旅行が中止になっており、広島・長崎・沖縄での体験・学習の機会が失われています。本校の高校2年生も、長崎修学旅行を予定しておりましたが、今年度はやむを得ず中止となってしまいました。しかし、実践生はそこで諦めません!10月24日(土)、テレビ朝日主催のシンポジウム「第1回バーチャル修学旅行で歴史を学ぼう 広島・長崎・沖縄」に有志の生徒が参加させていただき、たくさんの収穫を得たようです。その感想を寄せてくれています。
高2生徒の声
バーチャル修学旅行に参加して
初めてこのような企画に参加させていただきましたが、実際に戦争を体験した方からお話を伺ってみて、自分の知らない事実や状況を知ることができました。私がこの企画で一番印象に残ったのは、サーロー節子さんの亡くなったお姉さまや甥御さんのお話でした。幼いサーロー節子さんは、親族が火葬されているときに涙ひとつ流さずに見ていたそうです。どれだけの悲しみと悔しさ、もしかしたらそれさえ考えられない感情だったのかと思い、私自身と重ねて想像し、やるせない気持ちでいっぱいになりました。
広島・長崎・沖縄から参加した皆さんの発言を聞いて、私たちと同年代であるにも関わらず、被爆や戦争に対する考え方や知識、さらには「知ろう」とする意識に違いがあることに大変驚きました。一方で、今直接自分と関わりの無い地域の方とこのように戦争についての意見を共有したことで、私が今回得た感覚を、社会・世界にもつないでいくべきだと改めて感じました。今回の企画に参加させていただき、次世代にも戦争の悲惨さや「知ろう」とする意識の大切さをつないでいきたい、と強く思うことができました。参加させていただき、ありがとうございました。