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校祖下田歌子先生のご命日 2020年10月08日

 10月8日は本校の創設者である下田歌子先生のご命日です。当日は中学校・高等学校の生徒会生徒が、生徒を代表してご命日の参拝を行いました。

 下田先生が亡くなられたのは、昭和11年(1936年)10月8日のことでした。源氏物語の講義をはじめ、亡くなるまで現役の校長として講義を続けられ、学校での教育に力を注がれました。病身をおして、亡くなる10日前まで学校に通われたと聞いています。
 学園は、その死を悼み、永遠に下田先生の御霊を祀るために、翌昭和12年、校内に神社を建立しました。香雪神社と名づけられたその神社は、現在の校庭北側の築山に建てられ、学園の守り神として、教職員、生徒の精神的な拠所となっていました。戦後の新教育制度によって香雪神社は廃祀されましたが、本校桃夭館2階の香雪記念室にある神棚には、今も下田先生の御霊が祀られています。

 本校では、下田先生の命日に神饌を供えることが伝統として継承され、全校生徒、教職員にも配られています。これは仏事とは違い、学園の守り神をお祝いする神事であるため、縁起物として紅白のお饅頭が供えられています。生徒たちは下田先生の残した一つ一つの言葉を胸に刻み、ご命日の日を過ごします。

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