生徒の活動レポート

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「虚子・こもろ全国俳句大会」で表彰されました 2019年05月09日

 「第20回虚子・こもろ全国俳句大会」の表彰式が、例年通り4月29日(月)の昭和の日に、長野県小諸市の「こもろプラザ」2階のステラホールで開催されました。中学生の部の特選に入選した本校生徒2名のうち、昨年度まで中学生だった高1の生徒1名と中2に進級した生徒1名がこの日の表彰式に参加し、両名の保護者の方も見守るなか、本大会実行委員長の小池平一郎氏から表彰状が授与されました。
 中学生の部は2351人から7196句の応募がありました。中学生の部「特選」受賞者は10名、そのうち2名が本校生徒です。同部、「佳作」受賞者は10名、そのうち2名が本校生徒です。

 今年度は第20回記念大会ということで、13時から星野高士先生の『立子俳句と私』(星野高士氏は高浜虚子の曾孫、星野立子の孫、星野椿の御子息にあたる)があり、14時から「きらら会」による歓迎演奏会、そして14時30分から大会表彰式が行なわれました。
 また、実践女子学園は中学生団体の部で「学校賞」を受賞しております。
 受賞者の栄誉をたたえ、上記生徒の作品を、『第20回虚子・こもろ全国俳句大会作品集』から転載し、あわせて選考者の野中威氏の特選評を掲載いたします。

特選2句

さつま芋二つにおってゆげ一つ

 機知に富んだ句です。言われてみるとなるほどなと思います。けれど良く見ていなければこうは表現出来ないです。熱々のさつま芋を二つ折りにすると湯気も二つです。でも湯気が一つになったと見たところに詩があります。なかなかの出来栄えです。さつま芋もおいしそうですね。さつま芋が秋の季語。

ポインセチア花屋はドアを開け放つ

 葉の色の鮮やかさ際立つポインセチアは、クリスマスの鉢物として欠かすことが出来ない観葉植物です。また冬の季語です。この時期花屋さんも多忙な日々です。クリスマスを控えて店先や店内にも、所狭しとポインセチアの鉢を並べ、歳末の道行く人々の賑いが、この句から感じられ溌剌さが良いですね。

佳作2句

巻きあげろこの涙をも春疾風

夏祭君待ち揺れる髪飾り

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