生徒の活動レポート

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初期消火訓練を行いました 2018年02月27日

 災害時に被害を最小限に抑えるには、一般市民による初期消火活動が非常に重要となります。そこで本校では、渋谷消防署の協力を得て初期消火訓練を実施しています。対象は中学1年~高校2年までの5学年約80名です。
 基本的な初期消火の知識と実際の消火器に水を入れたものを使用して消火器操作の訓練を行います。また、本校は災害時に帰宅困難となっても学校に宿泊することができる備蓄や寝袋、各種用品を揃えています。そこで今回の訓練は、初期消火訓練を行うパートと校内備蓄倉庫を見学するパートに分けて、訓練と見学を交代で行いました。生徒からは、消火器操作が意外と簡単だった事や備蓄倉庫の備えの充実についての驚きの声が聞かれました。

参加した生徒の声

 私は実践女子学園に入学して以来、初めて初期消火訓練に参加しました。普段、クラスのみんなと学校全体で行う防災訓練や避難訓練とは異なり、実際に消防士の方々が来て、火災現場に遭遇しない限り使わないであろう消火器の使い方を教えてくださり、実際に火に見立てた的に水をかけるという経験をさせて頂きました。また、断水した場合に使用する簡易トイレの様子を近くで見ることが出来ました。被災時には校内のマンホールを開けて排泄物を直接下水に流すそうです。
 また、桃夭館2階の放送室隣とG階の家庭科室の向かいに、それぞれ飲料水と乾パンやご飯などの非常食が人数分用意されていました。いつも壁だと思っていところに私たちの命をつなぐものが備えられていたことが驚きでした。また、記念館の地下には寝袋やロープなど食品ではない物と消費期限切れの水がありました。飲料水も使わずに消費期限が切れたら捨てるのではなく、手洗い用など飲料水としての目的以外で活用されていることに感心しました。
 私は今回初期消火訓練に参加して一番感じたことは正しい情報を知ることの大切さです。火災が発生した際でも、消火器の使い方を知っていれば起きた事に迅速に対応できるし、非常食の保管場所も今回知ることが出来たので、的確に行動することが出来ます。しかし消火器の使い方や非常食の保管場所を知らなかったら、最悪の場合、死に繋がります。私は今回クラス代表として貴重な経験をさせて頂けたので、もしものことが起きたら最高学年として同輩だけでなく後輩も安全な方向に引っ張っていけるように、この経験を何度も思い出して実行できたらいいと思いました。

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