「いじめに関する講演会」を実施しました 2026年04月20日
4月10日(金)、中学生を対象に「いじめに関する講演会」を実施しました。講師として弁護士の沖山延史様をお招きし、いじめについて法律的な観点から、具体的な事例を交えながらお話しいただきました。
講演ではまず、「いじめとは何か」について考えました。生徒たちはいくつかの事例をもとに、「これはいじめに当たるかどうか」を挙手で考えました。一見するといじめではないと感じられるケースでも、実際には法律上「いじめ」に該当する場合があることが示され、「たとえ傷つけるつもりがなくても、相手が嫌だと感じればいじめに当たる」という重要な視点が共有されました。
また、「いじめ防止対策推進法」における定義についても紹介され、いじめが決して特別なものではなく、日常の中で起こり得るものであることを学びました。特に、統計上最も多いとされる「からかい」や「悪口」が、いじめの入り口となることが強調されました。
SNS上でのいじめについても具体例を通してお話がありました。普段の会話と同じ感覚で投稿された言葉や写真が記録として残り、拡散されてしまう危険性について触れられました。「使ってはいけない」のではなく、「正しい使い方を守ること」が大切であるというメッセージが生徒たちに強く響いたのではないかと思います。
また、「責任」という言葉についても深く考えました。いじめは単なる人間関係の問題にとどまらず、場合によっては刑事責任を問われる可能性がある行為です。中学生という年代は、責任の所在が問われる重要な時期であり、軽い気持ちでの行動が重大な結果につながることもあることが示されました。少年法のもとでの処分や、学校における指導・処分など、具体的な影響についても説明があり、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。
被害者にならないための行動として、「『やめて』とはっきり伝えること」、「証拠を残すこと」など、具体的な対処法が紹介されました。中でも「すぐに大人に相談すること」が解決への第一歩であることが強調され、生徒たちにとって大切な指針となりました。
加害者にならないためには、「自分がされて嫌なことはしないこと」、「相手の立場に立って考えること」が重要であると伝えられました。「相手の気持ちを完全に理解することは難しくても、理解しようとする姿勢が大切である」という言葉は、生徒たちの心に強く残った様子でした。
今回の講演を通して、生徒たちはいじめを「自分とは関係のない問題」ではなく、「自分自身の問題」として捉える機会となりました。今後も本校では、生徒一人ひとりが安心して学校生活を送ることができるよう、心の教育を大切にしてまいります。









