理工系分野の学びの広がりを期待!電気通信大学と連携協力協定を締結しました! 2025年03月22日
学校法人実践女子学園は、国立大学法人電気通信大学と相互の人的、知的資源の交流を図る連携・協力に関する包括的な協定を締結しました。本学園が国立大学と連携するのは初めて。電気通信大学と協力関係を深め、学生・生徒により実践的な学びの機会を提供していく狙いがあります。
実践女子学園の木島理事長(右)と電気通信大学の田野学長(左)
木島理事長「専門的な知見に触れ、より実践的な学びの機会が広がる」
締結式は2月28日(金)、電気通信大学調布キャンパスの本館4階特別会議室で行われました。
本学園の木島理事長
冒頭、木島理事長は「長年、先進的な研究・教育を推進され、多くの優秀な人材を輩出されている電気通信大学との連携は、非常に大きな意義を持つと考えている」と強調。「例えば、本学の学生・生徒が電気通信大学の専門的な知見に触れることで、より実践的な学びの機会が広がる」と期待を寄せました。「社会で力強く活躍する女性を一人でも多く輩出したい」という自身のミッションにもつながることを願い、挨拶を締めくくりました。
田野学長「文系女子大との連携は初めて。ダイバーシティの拡大を期待」
電気通信大学の田野学長
これに対し、電気通信大学の田野俊一学長は「女子大とは何か連携したいと思っていたが、文系の女子大との連携は初めて。ダイバーシティがないと、いい研究や教育はできないので、ダイバーシティの拡大を期待していきたい」と述べました。その後、両大学の概要の説明が行われ、両者が協定書を取り交わしました。
人的、知的資源の交流。単位互換の運用も
協定書では、今回の連携・協定の目的について、相互の人的、知的資源の交流、活用を図り、教育研究活動の活性化や人材育成に寄与すること—と明記。具体的な項目については①学生・生徒の教育・研究及び交流②学術研究③リカレント教育④産学連携及び地域・社会貢献事業の実施及び活性化⑤国際交流⑥教職員の人材育成に関する情報交換及び交流⑦施設設備の相互利用⑧その他本協定の目的達成のために両者が必要と認める事項—の8項目を挙げました。
また、本協定の締結を受け、両大学の学部間の単位互換の運用に関する覚書が交わされ、両大学の学生が相互の授業を履修して単位を修得することで、学部間の学術交流を促進し、学生の教育・研究上の実績を上げていくことにしています。
研究に強い国立理系。著名な研究者やクリエーターを輩出
電気通信大学は1918年に創立された社団法人電信協会管理無線電信講習所が始まりで、1949年に電気通信大学に改組。2018年には開学100周年を迎えました。 研究に強いことで知られ、電気・通信だけでなく、理工学の幅広い領域を学ぶことができ、著名な研究者や技術者、クリエーターを多く輩出しています。
本学園は、2023年に実践女子大学と実践女子学園中学校高等学校がそれぞれ芝浦工業大学と連携協定を締結するなど、理工系の大学との協力関係構築に注力しており、大学においては文理融合した教育や研究環境の実現、中高においては理数系教育の強化を進めています。理工系の分野で存在感を示す電気通信大学との連携により、本学園の理工系分野でのさらなる広がりが期待されます。