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中3プロジェクト学習「考える授業×協働×渋谷」報告その1 2018年03月31日

 本校では、少子高齢化・ICT化・グローバル化といった社会変化の激しい環境の中で、女性としてどのように自分のキャリアを形成していくか、という観点でキャリア教育を展開しています。
 
中学3年生は、昨年10月より総合的学習の時間(50分×全11回)で、渋谷を舞台に外国人の目線で探究活動を実施し、協働的思考(他者との共通点や違いを理解し、社会に参画する力)を深めてきました。

前半3回の授業では、立場と視点を変えるペアワークや、付箋や模造紙を用いたアイデアの出し方・まとめ方を練習しました。2クラス合同で特別教室に集まり、iPadを利用しながら多くの人と交わることで、コミュニケーション能力の育成を図りました。
 後半の授業では、ゲスト講師として、平昌2018パラリンピック冬季競技大会日本代表選手団団長の大日方邦子氏、渋谷区オリンピック・パラリンピック推進課長の田中豊氏をお呼びし、「心のバリアフリー」、「渋谷区のオリンピック・パラリンピック推進」についてそれぞれお話しいただきました。そして、5人で1グループとなり、渋谷が持つ魅力、外国人が望むことなどについて、一方的に教わるのではなく双方向で考える授業の中で、さまざまなグループワークを通して協働して思考しました。

クラス予選では各グループ5分間の発表を実施し、相互評価でクラス代表グループを決定しました。そして、校外より審査員5名をお呼びして学年講堂発表を開催し、クラス代表の中から学校代表として1グループを「ベストプレゼンテーション賞」として表彰していただきました。

ここで中3生徒からの声をご紹介します。

<グループワークを行って>

・「あなたは高校3年生で、今日は卒業式です。中高の6年間で自分の夢を叶えました。」という設定で、どんな夢を叶えたか、2人1組でインタビューをしました。未来を想像&創造しながら、友達と楽しく会話ができました。
・相手の質問の趣旨を理解し、30秒から1分でコメントするのがいかに難しいかわかりました。
・話す内容や順番など、相手に理解してもらうためには「伝える技術」が必要だと感じました。
・「ドラえもんのひみつ道具」が商品化できたら、世の中すべて便利になると思っていましたが、立場によってメリット・デメリットに違いがあり、グループ内でみんなと価値観の多様性に驚きました。
・最初はあった方が良いものだと思っていましたが、使用することによって悪い点が出てきてしまう事に困惑しました。
・実在しないものなので、何かにとらわれることなく1から考えられました。
・思いついたメリット・デメリットを付箋にたくさん書くことで、視野が広がった気がしました。
・自分の考えたことを「マインドマップ」というまとめ方で図式化したことで、新しいアイデアに気が付きました。
・先生がおっしゃった「他人の意見を盗む」という表現が斬新でした。普段の授業では出てこない指示だと思います。

<ゲスト講演を伺って>

・「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に活かせ。」という言葉が心に響きました。今までパラリンピックにあまり興味がなかったのですが、出場選手を全力で応援したいと思いました。諦めそうになったときは、この言葉を思い返します。
・不自由があるからふてくされて何もしないのではなく、「今、自分に何ができるか」ということを切り替えて考えることができるのはすごい、と感動しました。落ち込んだときに次へステップアップすることの大切さ、その方法を学びました。
・「プレッシャーは自分自身に自信を持っているから生まれる」というお話に、「客観的に捉えるってそういうことか」と驚きました。
・競技を「知る・見る・体験する・支える・伝える」という方法でみんなが楽しくなるように盛り上がればいいな、と感じました。友人や家族にも伝えて、みんなでオリンピック・パラリンピックを支えたいです。ボランティアにもぜひ挑戦してみたいです。一生に一度だと思うので、何年後に振り返っても笑顔で語れるオリンピック・パラリンピックにしていきたいです。
・パラリンピックはオリンピックに負けないほど迫力があり、見どころ満載な競技ばかりだとわかりました。2020年はぜひ渋谷の試合会場へ足を運び、選手の熱気や頑張りを目の前で感じたいと思います。応援するのが今から楽しみです!
・「あと1000日」というとなんだか長く聞こえがちですが、その1000日後に向けて準備していることや、やるべきことの大きさや規模を伺うと、「そんなことないんだな」と感じました。特に行政の方は、選手・観客・ボランティアスタッフなど、たくさんの方の立場を考えて運営する必要があるのでとても大変だと思いました。

<学年講堂発表をして>

・実際に社会で働いていらっしゃる方に、細かい部分まで話を聞いていただき、本物の評価をしていただき嬉しかったです。私たちのグループの企画に足りなかったものがよくわかりました。私も、審査員の方のような素敵な大人になりたいと思いました。
・こんな大勢の前で自分たちの考えた案を発表することが今までなかったので緊張しましたが、とても楽しかったです。この経験は社会に出たときに役に立つと実感しました。
・初期投資や人件費などのコスト、プロジェクトのシステムの継続性など、現実的な部分のアドバイスをいただき、実際に利益を得るためには考慮すべき事柄がたくさんあることを知りました。
・クラス代表グループの発表を聞き、同じ渋谷がテーマなのにそれぞれみんな着眼点が違ったので、すごくおもしろかったです。普段行き来している渋谷が新鮮に感じられました。