学園・学校紹介

1世紀以上にわたって、
こだわりある女子教育の伝統を築いてきた実践女子学園。
その伝統に貫かれた実践女子学園の信念をお伝えします。

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校長からのメッセージ

高橋校長から皆様へ ~生徒一人一人の可能性を引き出す実践女子学園教育~



Principal's Message
実践女子学園中学校高等学校
校長 高橋 基之

社会で活躍する人材を育てる

 前任嶋野恵子からバトンを受け継ぎ、この4月から校長となりました。伝統ある実践女子学園の教育に関わることができますことを、心から光栄に思っています。これまでの様々な経験を生かして、「堅実にして質素、しかも品格ある女性の育成」という中学校高等学校の教育方針のもと、生徒が元気で、学校生活に充実感、達成感が味わえる学校経営に精一杯努力して参ります。

 さて、実践女子学園では、「生徒一人ひとりの夢と個性に向き合い、自立を促す教育」を実践して参りました。急激なグローバル化と高度情報化社会の進展の中で、益々女性の活躍が望まれています。平成33(2021)年度からは、次期学習指導要領のもとで、中学校教育が展開されます。本校もこれまで蓄積したグローバルスタディーズクラス(GSC)の成果を活かし、英語の4技能「聞く、話す、読む、書く」の徹底した育成をはじめ、本校の全生徒がこの大きな社会変化の中でも、生き生きと信頼されて生活を送ることができるよう、しっかりと教育改革を推進して参ります。

 120周年を目の前にした実践女子学園の伝統をいかしながら、しかし、それにおごることなく、生徒たちには、未来を見据えながら、これまでと同様に、誠実さ、明朗さ、そして生きた知識としての教養を自分のものにできるよう教育活動を創造、マネジメントしていきます。知識を知識に止めず、常に学習成果を活用するための様々場を見出し、6年間を通した一貫した教育活動を推進します。
 そのためにもキャリア教育を一層充実させます。生徒には単に職業生活を考える前に、しっかりと家庭生活、市民生活を築く大切さに気付かせていきたいと思います。社会で正に「輝く女性」となるべく、女子校ならではの市民生活、家庭生活までを視野に入れたキャリア教育を推進します。

 私たちは、生徒一人一人の将来の生き方に責任をもつ覚悟で日々の教育にあたっております。沢山の同窓生が活躍する伝統校ならではの教育は大切にします。その上で、大きく変革する渋谷の地とともに、実践女子教育もより良く変革しながら、今後、生徒一人一人が、自らの未来をしっかり切り拓いていかれるよう、教職員一同、一丸となって生徒への最大限の指導、支援に当たってまいります。

校祖の理念を現代化した教育指針

 女性の生涯を支える「キャリア教育」、急速な変化の時代をしなやかに生きる「感性表現教育」、異文化共生を目指す「グローバル教育」、そして知識を活用する力、考える力を育成する「学力改革」の取り組み。この4つの要素を融合させて人間力を育成する形は、創立者の理念を現代化したもので、本校の全人教育の柱を形成しています。

思春期を支える

 長い人生の中でも中学校高等学校の6年間はこころも身体も大きく変化し成長する時期です。体型も第二次性徴の発現により女性らしい身体へと変化していくのですが、その変化を受容できず、とまどいや不安、羞恥の感情をもつこともあります。また、心理的には自己意識の発達が顕著になる時期、自分とは何か、何をしたいのかを意識し自我の確立を目指す時期でもあります。その過程で他者との比較により(他者を鏡として)改めて自分の身体、考え方、感じ方に関心を持つようになります。また、多様な人とのかかわりを通して互いの個性の違いを認識し、そのかけがえのない違いを尊重しあう。そして、互いに努力し協力しながら問題を解決する中で連帯感や達成感を経験し、他者への共感や信頼感を持つようになるのです。そのような経験を通して一歩一歩大人のこころと身体に近づいていくのです。

 本学園は首都圏でも大規模な学校の一つですが、生徒たちは様々な教育活動を通じて自立心を養い、互いに規範意識を高め合っています。生徒数の多さは自ずと切磋琢磨する環境を生み、生徒同士が教育し合う本学園独自の文化として継承されているのです。

 伝統校だからこそできる、また、女子校だからこそできる一人ひとりを大切に育む本学園の教育を、是非ご高覧いただければ幸いです。