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新年にあたって 2023年01月11日

新年にあたって

(1月10日に行われた中高の朝礼での言葉をお届けします。)

中学校高等学校、全校の皆さん、おはようございます。
新しい年が明けました。皆さんにとって今年が、いいことが沢山ある素晴らしい年になることを祈っています。

今日のお話が、新年最初となりますので、少し改まったお話をしたいと思います。昨年度の同時期にも同趣旨のお話をしていますが、大切な内容ですので、新しい内容ではありませんがお話をさせてください。

それは、『生徒手帳』の最初に「本校教育方針」として記されている、皆さんもよく知っている内容についてです。

 堅実にして質素、しかも品格ある女性の育成をもって教育方針とする。
これがため、生徒は
 良識を養い、実践を尚(とうと)び、責任を重んずることを日常の心がけとする。

というものでしたね。この言葉を、新しい年の初めに、改めて強く意識して欲しいのです。「一年の計は元旦にあり」という言葉がありますよね。今日は「元旦」ではありませんが、その言葉のように、年のはじめの覚悟や過ごし方が、その1年のありかたを左右するからです。
以下に、本校の教育方針の内容や言葉について、私の言葉を添えて、具体的に説明してみたいと思います。

「堅実にして質素」とは、人がやっているからとか、言っているからといって、簡単に左右されたりせずに、また、世の中の風潮にすぐに染まったり、必要以上に派手になったりせずに、自分が出来ること、信じていることを着実に積み重ねていく様子です。それが「堅実にして質素」なのです。
また、「品格ある」様子とは、自分が出来ることや、信じていることを着実につみ重ねていくことで、自然ににじみ出て、人に伝わっていく、上品な人柄のことです。

そのような人になるためには、「良識を養う」こと、これは教科を真剣に学ぶことはもちろんですが、委員会活動や部活動などに精一杯取り組んで、チームワークの大切さを知り、礼節を身につけていく経験も「良識」を養うことになります。学んだこと、身につけたことは「実践」してこそ意味があり、社会に貢献することが出来ます。そして「実践」することには必ず「責任」が伴うことも知っておきましょう。
これらのことを心がけて生活することは、皆さんを豊かにし、自然と誰からも一目を置かれる人になることでしょう。皆さんには、是非、そうなって欲しいのです。

私の説明を参考にして、もう一度、生徒手帳の「本校教育方針」を読み返し、自分に即して理解して、これからの学校生活に活かしてください。皆さんに大いに期待しています。