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全日本模擬国連大会参加生徒のコメントが河合塾「みらいぶ」に掲載されました 2019年01月25日

 全日本模擬国連大会に参加している本校高2生徒が大会でのスピーチ力が評価され、河合塾「みらいぶ」より取材を受けました。生徒たちのコメント記事が掲載されましたので、お届けします。(この内容は河合塾「みらいぶ」より転載しております。)

「模擬国連」に参加するにあたってのスピーチについて

事前に準備されたスピーチでは、どのようなことを話そうとしていましたか。

 私たちが当初予定していたスピーチは、主に議題に関する世界の劣悪な現状の確認や、日本大使としての立場を全体に共有するという内容でした。日本大使としてはコンセンサス(総意)を何としてでも作りたいという想いが強かったので、できるだけ序盤のうちから、いろいろな立場の国の大使と意見を交換して、対立点を埋めていきたいという旨も記しておきました。初めのほうで当てられることを期待していたので、内容はとても抽象的で、どちらかというと戦略の共有というよりかは、議場に対して印象的なスピーチでアピールしたいと思っていました。

スピーチのタイミングはどのあたりでしたか。そのタイミングを受けて、準備してきたスピーチと大きく変えたところを教えてください。また、変えることによってどんなことを訴えようとしましたか。

 スピーチの順番を決める時に、フロントから全く当ててもらえなくて、正直プラカードを挙げながらかなりへこんでいたのですが(笑)、1日目の終わりにふとスピーチリストを見てみたら、ちょうど2日目の一番初めに自分たちの番が回ってきていました。1日目の一番目と同じくらいインパクトのあるスピーチにできるなと思い、自分たち的には、本当についているなと思いました。
 2日目の朝といえば、会議の方向性や、これからの行動を決める大事な時間なので、スピーチの内容でもその日の進め方について提案ができると思い、コンセンサスに向けて意見を述べました。なので、半分以上の内容を、具体的な戦略を説明することに変えました。 日本にとっては、このままだとコンセンサスを目指せないことは明らかだったので、どうにかしてコンセンサスを作りたい、そのために、こうこうこういった行動を提案したい、と訴えていました。

逆に最初のスピーチから残した部分はどんなところですか。

 スピーチの冒頭部分と最後の部分です。この部分は本当に丹精込めて作ったもので、自分たちのスピーチにとって聞き手を引き込むためのものだったので、残しました。内容的には、「この世界のいくつかの場所では、武器がたったの10ドルで取引されているところがある。そしてその武器によって毎日大勢の罪のない人々が、脅され、殺され、恐怖におびえながら暮らしている。本当に悲しい現実だ。でも、だからこそ私たちが今日ここに、今こうやって、集まっている」という感じでした。終わりの文章も、「みなさん、コンセンサスを作りましょう。今にも鳴り響きそうな銃声におびえて暮らす人々の、明るい未来のために。そしてもちろん、この世界の平和のために」というような文章でした。

スピーチの原稿はどんな手順で作りましたか。

 私は、スピーチの一番初めの導入を考えるのが好きなので、見つけた有力な情報の中からいくつか初めの文章の候補を作るところから始めています。その情報源が日本語だったら、自分でどういうニュアンスで言いたいか考えて英語にしたり、もともと英語だったらニュアンスを考えたうえで少し自分の言葉に置き換えたり、みたいな感じです。結構印象的なデータだったり、現状が出てきたりするので、それをリストアップしていくうちに、「複数使いたいな」「でもちょっとくどいかも…」なんて調整しながら、組み立てています。書きたいことは、本当に大体でしか決まってないので、日本語で作文してからというよりは、日本語で頭で思い至ったことを、タイミング構わず文字で英語化しておいて、あとでくっつけ合わせる、使えるところだけ並べる、という感じです。作っている最中でこの部分に何か欲しいのに思いつかないという時が本当に多いので、「○○(~~的なことを後で入れる)」というふうに軽くメモっておいて、ひらめいたときに埋める、という形もよくとります。そうすると、その時自分がどういうニュアンスで進めたかったのかという、後から考えると微妙に把握しづらい全体像も保ったまま編集できるので、自分の理想から離れずにスピーチを書き終わらせることができる気がします。導入が圧倒的に時間がかかります。

スピーチの練習で特に役立った方法を教えてください。

 スピーチの練習をするときに一番意識しているのが、声のトーン、スピード、ニュアンスです。トーンに関しては、できるだけ低く、本当に地声よりもさらに低くなることを意識して、練習しています。やっぱり聞き手としては、低い声には安心感と共感があると思うので、自分自身を落ち着けるためにもそうあるように練習しました。 今までは、声がうわずらないことに気を使っていたのですが、ただでさえ幾分か声が高くなってしまう人前では、意識的に低く発声することを心がければいいんだと、思うようになりました。スピードは強調したいところをゆっくり言うのか、それともあえてまくしたてるのか、ニュアンスは表情とともにどういう雰囲気で聞き手に届けたいのか、それらを意識しながらできるだけオーバーに練習しました。やっぱり練習していて思うのは、「自分が気持ちいいテンポで、普通に思っていることを訴えかけているだけだ」と思いながら喋ると、スムーズで自然なものが出来上がるということです。「スピーチをする」と考えるより「話す」って思いながら練習すると自分らしいスピーチができるのかな、と思います。

 私がスピーチの際に気を付けているのは、視線の動かし方や、ひとつひとつの言葉をはっきりと伝えることです。そのうえでスピーチの練習をする際には、大きくはっきり発音するよう意識することと、何を伝えたいのかを常に考えながら練習しています。 その際に、原稿に重要部分などをメモすることがいいと思います。スピーチをする際には、どうしても緊張してしまうものですから、私は義務化されたようなスピーチではなく、何を自分が主張したいのかが相手に伝わるように、一人ひとりの顔を見るイメージの練習もしています。アイコンタクトを行うことによって、相手によりインパクトを与えることができると思います。

スピーチではどんなことを心掛けましたか。

 当日のスピーチでは、とにかく力を入れすぎずに、自分の言葉として、作ったスピーチを発していくということを意識しました。後はゆっくり、いろんな人の顔を見ながら。私はあくまで自然に、それでも力強く訴えるということに焦点を当てました。結局、最後は時間内に間に合わなくて残念だったのですが、伝えたいことを伝えられたので、よかったです。