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1年をふりかえって 2018年12月26日

 師走を迎え、平成30年も残りわずかとなりました。この1年、様々な活躍がみなさんにはありました。とても嬉しいことです。みなさんは、確実に、成長しています。是非、そんな今年の成長をしっかりと振り返ってみましょう。
 ところで、今年は、様々な自然災害が日本を襲いました。人々が生活する地域には、生活する上での魅力もある一方で、災害などのリスクもあります。つまり、それぞれの地域には、得意なところと不得意なところがあるのです。被災された方々には、心からお見舞い申し上げるとともに、早い復興をお祈り申し上げます。そして、平和な日々の中、当たり前のような平凡な日常が、いかに幸せなのかに気付いておくことも大事なことではないでしょうか。力を抜いて、ただぼーっとする時間も大切ですが、今一度、旅行なども含めて、自分が関わる地域の得意、不得意を良く理解し、災害等を回避したり、減災に向けて準備したりしておくことが大切です。
 さて、「今年の成長をしっかりと振り返ってみましょう。」といいましたが、私たち一人一人にも得意、不得意があります。具体的に、今年実践してきたこと、獲得してきたものが何なのかを振り返ることで、次への成長を得ることができます。そこで、これまでもマネジメントサイクル、P(計画)、D(実行)、C(評価)、A(改善)といった一連の行動の循環についても話してきましたが、計画には、何のためにやるのかといった目標やねらいを明確にすることも大切です。正に、新しい年を前に自ら立てた計画の意味を、改めて確認することです。例えば、分ったにも、様々な段階があります。まずは、理解した、解けたから、次に、そこから人に教えるまでに理解したのか、また、理解したことがさらにどのようなことにつながっているのか、その分ったこと、理解したことを、これからの自分の行動にどのようにつなげていくのかを考えていくことです。いつも言っているように、オリジナルなP(計画)はあなたしかできないものです。D(実行)はあなたの見せ場です。そして、しっかりと自らも行いながら他者からも受けたC(評価)によって、やったことを、A(改善)していくと、信頼と自信をもつことができます。正に実践、高い志をもって、本物に触れ、人の思いに迫り、日常に置き換えて考えることを通して、身近なところからみなさんそれぞれが工夫して、行動することです。冬休みは、日本の伝統文化にも触れながら、新たな気付きを得るチャンスです。家庭での家事や地域清掃などを通して、親戚、地域の方々などと会話しながら、豊かな日常を感じるチャンスです。そして、みなさんには、私の友人の娘さん、「声なき詩人」、堀江菜穂子さんの詩集、「いきてこそ」を紹介しました。出産時のトラブルから重度の脳性まひと診断された菜穂子さんは、言葉を話すことができませんでしたが、特別支援学校の中学部の頃に筆談を練習し、今では人々に勇気を与える沢山の詩を世に送り出しています。そして、その詩は、歌になっています。ある詩の中で、「しをかくと、あいてのこともみえてきた」とあります。日常の中で、まず何ができるかを考えることの大切さに気付かされます。今、正に、将来の市民生活、家庭生活、そして職業生活をどのように過ごしていくのか、自らの生活を見つめるときです。そのためにも、この冬休み、家族と沢山話をして、新年からの新たな、また、継続していく実践に向けて、志高く、夢、目標を確認していきましょう。
 新年には、中学生は「かるた大会」、高校生は「スピーチコンテスト」が待っています。みなさんに紹介した星野富弘さんのいう「1日という白い紙」。みなさんは、どのような行動、表現をして、描いていくのでしょうか。成長していくみなさんが楽しみでなりません。益々期待しています。