校長室の窓から

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一人ひとりの穂が膨らむように 2017年07月11日

 校長として赴任した4月から、はや3ヶ月が過ぎました。日々の学習活動はもとより、移動教室など、「堅実にして質素、しかも品格ある女性の育成」という教育方針のもとで行われている、特色あるそして、着実な伝統ある実践女子学園の教育のすばらしさを実感しているところです。
 
 3ヶ月を一区切りとして、振り返り考えることは生きていく上で大切なことの一つです。中学生一人ひとりが入学、進級という4月当初の思いを振り返って、自分の成長とさらなる目標を考える大事なときでもあります。生徒それぞれの夢や目標を少しずつ明確にしていくことは、生徒を元気にしていく上で大事なことです。しかし、その夢や目標は生徒一人ひとりで違っています。これまでも、実践女子学園では、「生徒一人ひとりの夢と個性に向き合い、自立を促す教育」を行ってきました。これからも、下田歌子先生の世界を見据えた女子教育を踏まえ、様々な教育活動の一つ一つの意味を生徒に考えさせながら、それぞれの活動にしっかりとした意識をもって臨ませていきたいと考えています。
 
 7月は、「文月」です。この「文月」は七夕の行事として、短冊に文字で、願いや目標、また、歌を書くことからきているというのが有力だそうです。下田歌子先生は、素晴らしい和歌を読んで「歌子」という名前をいただきました。その下田歌子先生の「女性が社会を変える、世界を変える」という高い志をもとに、高い目標を見つけて、短冊に書き、正にそこに向けて実践していって欲しいと思っています。
 また、「文月」は、現在の初秋にあたり、稲穂が膨らむ季節であり、穂見月(ほみづき)などから転じたという説もあります。生徒には、4月から、できるだけ「本物を見て触れて考える」、「人の思いに迫って考える」、「日常に置き換えて考える」ことの大切さを説いてきました。学校で出会った本物や思いを大切にしながら、さらに、夏季休業日を活用して、沢山の「本物」や「人の思い」に出会い、それにより、自らの発言、行動が変わっていく喜びを感じて欲しいと思っています。そして、自分の目標を確認しながら、稲穂を膨らませていって欲しいと思っています。