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終業に寄せて 2017年03月19日

 桜の花芽も膨らみ、春の到来を感じさせてくれています。

 桜の樹は、その花が散ったとき、既に翌年の花芽(とても小さくて硬いもの)はできているのだそうです。そして、暑い夏を越し、秋を経て、冬を経験することによって、春にまた、花を咲かせます。花芽は零度近い厳しい寒さを経験しなければ開花のためのホルモンを自ら作り出すことができません。厳しさを経験し乗り越えたからこそ、そのホルモンを作り出し、この季節に見事な花を咲かしてくれるのだそうです。

 学びにも重なるものを感じます。学問を深めようとすればするほど、学ぶ厳しさに直面します。その厳しさに押しつぶされてしまえばそれで終わってしまいます。分からなかったことを分からないままにしておいたら「知る」というチャンスを失ってしまいます。自分が本当にやれるだけの事をやったという充足の思いに浸れるのは、学ぶ厳しさを乗り越えることで始めて可能となるのだと思います。与えられた環境を糧として成長し開花させていくのは、他でもない自分自身であるということです。

 春休み中、しっかりと充電して、新年度を迎えてほしいと願っています。