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平成28年度高等学校卒業式 2017年03月04日

 3月3日、平日にもかかわらず、多くのご家族の皆様のご臨席を賜り、高等学校の卒業式が挙行されました。

 今年度、卒業した生徒たちは、3.11により、多くの不安を抱えながら中学入学式に臨んだ生徒たちです。卒業生を代表してE.Kさんが謝辞のはじめの部分でこう語りました。「私たちがこの学園の生徒としての始まりは、今から6年前、東日本大震災が発生した翌月のことでした。社会全体も混乱している中、真新しい制服に身を包み、この渋谷という都会の真ん中で新たな生活を始めることに、当初は不安を隠せませんでした。しかし、直ぐに、学友との充実した日々が当たり前になっていました。その日常も、もう間もなく思い出となってしまいます。・・・」生徒たちの6年間の成長のスピードと同じくらいに、東北の復興が進めばいいのに・・と改めて強く思いました。

 開式後、卒業証書授与、様々な表彰、式辞、祝辞と続きます。そこまでは雰囲気の違いこそあれ、他校とあまり変わらないかとおもいますが、その後、本校では3年生が告別の歌を、2年生が送別の歌を歌います。どちらの曲も、校歌と同じく校祖下田歌子が詠んだ詩に曲をのせたものです。実に素晴らしい詩、曲であり、卒業式に臨んでいる生徒たちの想いが溢れるように伝わり、壇上で思わず涙ぐんでしまいます。

 今年の卒業式も大変立派で思い出深いものとなりました。これからの彼女たちの進む道は、決して平坦な道ばかりではないでしょう。しかし、実践女子学園のDNAを中核にすえ,自身の高い志を見失うことなく、強くしなやかに生きていってほしいと願っています。

 卒業生の皆さん、嬉しい報告や悩んだときには、いつでも「母港」である母校にお帰りくださいね。