学園・学校紹介

1世紀以上にわたって、
こだわりある女子教育の伝統を築いてきた実践女子学園。
その伝統に貫かれた実践女子学園の信念をお伝えします。

トップ > 学園・学校紹介 > 校長からのメッセージ

校長からのメッセージ

高橋校長から皆様へ ~生徒一人一人の可能性を引き出す実践女子学園教育~



Principal's Message
実践女子学園中学校高等学校
校長 高橋 基之

魅力ある豊かな教育活動を目指して

 今年は明治150年と言われています。そして、いよいよ来年に本学園は創立120周年を迎えることとなりました。学園のさらなる飛躍に向けて、グローバル教育の伝統ある先進校として、卒業後の生徒の姿を、「主体的に行動し創造することができる女性」、「コミュニケーション能力に優れ自ら発信することができる女性」、「身近な視点からグローバルな問題をとらえることができる女性」、「社会に貢献しリーダーシップを発揮できる女性」、「人を思いやるやさしさと感謝の心を持ち共生できる女性」とした「5つの女性像」として、生徒一人ひとりが成長を実感する豊かな教育活動を展開しているところです。
 明治維新を経て、新たな日本を築いていくため、その新時代に生きる日本女性としての教養と自覚を高め、生活改善を図るという目的を実現する一歩として、明治32年(1899年)に下田歌子先生は実践女学校及び女子工芸学校を設立されました。学業はもとより、伝統ある世界を見据えた女子教育の実践は、世界を見据えながら、地に足をつけた学力と教養に裏打ちされた実践力の育成です。そして、これからの時代、何が求められているのか、新しいものづくり、新しいサービスの創造には、人々がお互いに得意なところを出し合って、課題を共有してチームで協力して取り組んでいくことが大切です。今後のグローバル社会にあっては「探究力」を培い、一人ひとりがもつそれぞれの違った良さと経験を活かして、ともに協力して活躍することが求められています。そのためにも友人を尊重し学校行事や委員会活動に関わって、人のために貢献する意識を高める生徒会活動や行事の実践はとても大切なものです。生徒には行事も、ただこなすということではなく、各行事や委員会の成立、背景を知り、考証的な観点から学習と連携し、課題をしっかり見据えて進めていくことが大切と呼びかけてきました。
 これからも、正に実践、高い志をもって、教養と自覚を高め、そのためにもさらに本物に触れ、人の思いに迫り、日常に置き換えて考え、発言、行動していくことを願っています。大きく変化する社会の中で、益々女性の活躍が望まれています。そのためにも、「学校全体がグローバル教育の舞台」となるよう、教育活動をさらに改善して展開してまいります。

思春期を支える

 長い人生の中でも中学校高等学校の6年間はこころも身体も大きく変化し成長する時期です。その変化を受容できず、とまどいや不安、羞恥の感情をもつこともあります。また、心理的には自己意識の発達が顕著になる時期、自分とは何か、何をしたいのかを意識し自我の確立を目指す時期でもあります。その過程で他者との比較により(他者を鏡として)改めて自分の考え方、感じ方に関心を持つようになります。また、多様な人とのかかわりを通して互いの個性の違いを認識し、そのかけがえのない違いを尊重しあう。そして、互いに努力し協力しながら問題を解決する中で連帯感や達成感を経験し、他者への共感や信頼感を持つようになるのです。そのような経験を通して一歩一歩大人に近づいていくのです。
 本学園は首都圏でも大規模な学校の一つですが、生徒たちは様々な教育活動を通じて自立心を養い、互いに規範意識を高め合っています。生徒数の多さは自ずと切磋琢磨する環境を生み、生徒同士が教育し合う本学園独自の文化として継承されているのです。伝統校だからこそできる、また、女子校だからこそできる一人ひとりを大切に育む本学園の教育を、是非ご高覧いただければ幸いです。